夏休み期間の週末は、カフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店が熱い。毎週のようにイベントが開かれており、何かしらの新発見に出会えるのだ。7月19日は、サーマルティク主催イベント「サーマルキャンプ」が開かれており、大勢のユーザーで会場が埋め尽くされた。
イベントの冒頭で、Thermaltake本社の社長のPeter Pan氏が新製品や今後の展開を解説。そこで、本イベントの目玉である次世代冷却法も紹介された。プレゼンシートで「Refrigeration Cooling」と紹介された冷却法は、冷蔵庫のように小型コンプレッサをポンプ代わりに使う。CPUなどの熱を吸収した冷却液は、コンプレッサによって気圧を高めて気化し、熱を放出しやすい気体に変えて効率的に放熱。そして、また液体化させるというサイクルを繰り返すのだ。これにより「小型コンプレッサなので動作音が小さいうえ冷却性は高い。そのうえ電力消費が低いのが特徴」という。
この次世代冷却システム「XPRESSA」を採用したデモ機が会場に置かれており、注目を集めていた。ただし、製品化は2009年を目標にしており、「まずはショップブランドPCへの組み込みから始めます」とのことで、単体発売は少なくともその先のことになりそうだ。
そのほかにも、液晶パネル内蔵ケース「Luxaa 100」や、円形のフィンがスクリューしているCPUクーラー「Spedo」など、魅力的なアイテムを展示。各製品にはLEDライトがふんだんに盛り込まれており、水冷キットや光モノパーツに強いサーマルティクらしさを発揮していた。
同社スタッフは「弊社に関して言えば、水冷キットの売り上げは伸びているんですよ。光モノに関しても好調です。最近は単にビカビカ光らせるだけでなく、ピンポイントで少ないLEDを効果的に配置することで、落ち着いた美しさを意識して作っています。店頭でも、そのあたりに注目してもらえればうれしいですね」と語っていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.