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» 2008年08月06日 11時00分 UPDATE

地デジ機能を大幅強化:“黒くて円いVAIO”はリビングPCの新境地を開くか?――「VGX-TP1DQ/B」徹底検証(前編) (4/4)

[都築航一,ITmedia]
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おまかせ・まる録やシリーズ録画、リモート録画に対応

 続いて予約録画の機能をチェックする。予約の基本となる電子番組表は、地上デジタル放送の電波に含まれる番組データを利用する自社開発のもので、Webサイトへの接続やログインは必要ない。この番組表を見ながら、録画したい番組を選んで予約したり、毎週録画・毎日録画といったことが行えるのはもちろんだが、何といってもソニーのレコーダーでおなじみの「おまかせ・まる録」機能が出色のデキだ。

 これは、あらかじめ指定したキーワードやジャンルを含むテレビ番組を、番組表の情報から検索して予約録画を行うというもの。番組のタイトルだけでなく、内容や出演者などの情報も検索対象になるため、自分の好きなタレント名を登録しておき、出演番組をすべて自動で録画する、といった目的にも対応できる。

 キーワードによっては、予約される番組が多くなりすぎたり、目的の番組がヒットしなかったりするため、実際にどの番組がヒットするのかをプレビューしながら、最適なキーワードを登録していくのが現実的な使い方になるだろう。

tm_0808tp1_27.jpgtm_0808tp1_28.jpg おまかせ・まる録の設定は番組表から呼び出せる。キーワード、チャンネル、ジャンルによる指定が可能で、再放送を除いたり、予約が重複する場合、ほかの条件との優先度を設定したりもできる(写真=左)。多数の条件を登録すると、あっという間にHDD容量がなくなってしまうので、古い番組から自動削除する設定もできる。キーワードを設定すると、ヒットする番組の一覧を設定前にプレビューできるので、興味を持てそうな番組だけがヒットするようにキーワードを調整するのがよいだろう(写真=左)

 おまかせ・まる録機能の中には「シリーズ予約」の機能もある。こちらはドラマなどのシリーズものの番組を、予約対象として指定すると、同名の番組をすべて録画できるというものだ。番組表データを受信できてさえいれば、スポーツ中継で放送時間がずれたり、最終回に拡大版が放映されたりしても自動追従してくれる。放送時間が不規則な教育番組や深夜番組の録画にも役立つはずだ。

 さらに、ソニーが提供しているインターネット上のテレビ番組表サービスである「テレビ王国」の機能を使い、外出先のPCや携帯電話から録画の予約を行ったり、録画状況を確認したりといった「リモート予約」の機能も備えている。外出中に予約録画し忘れた番組などを思い出したときも対応できるのは心強い。

tm_0808tp1_29.jpgtm_0808tp1_30.jpgtm_0808tp1_31.jpg シリーズ予約は、番組表から予約したい番組を選ぶことで、設定ダイアログを呼び出せる(写真=左)。通常のおまかせ・まる録の設定と同様に、キーワードやチャンネル、時間帯などで設定すればよい(写真=中央)。こちらも設定前のプレビューに対応する。リモート予約を行う場合、テレビ王国のサーバーを使って予約情報をやり取りするため、テレビ王国のログインIDが必要になるが、無料で登録できる「お手軽ID」でも構わない(写真=右)。ここでは外出先のPCのWebブラウザで録画状況を確認しているが、携帯電話でも設定可能だ


 以上、TP1の概要とテレビ視聴・録画機能を一通りチェックした。地上デジタル放送の2番組同時録画に対応したレコーダーとして、十分に満足できる機能を持つ印象だ。後編では、最大のウリといえる録画した番組の解析・管理機能をはじめ、再生機能や光メディアへの書き出し機能を試し、TP1の実力を引き続き明らかにしていく。

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