7月21日にVistaマニア事務局が主催するユーザーイベント「Windows Vista de Digital Life」が開かれた。そのテーマは、Windows Vistaと地上デジタルチューナーだ。当日はバッファローやピクセラ、アイ・オー・データ機器のスタッフがトークセッションを行い、各メーカーの地デジチューナー製品におけるロードマップを解説。各メーカーともに現行機種での7月中のダビング10対応を明示し、2008年冬までに編集機能を搭載する予定を明かした。
地デジチューナーは、発売された5月にある程度売れたものの、その後の売れ行きは好調とはいえない。その原因として多くの店員さんに指摘されていたのが、「ダビング10非対応」と「編集機能の非搭載」だっただけに、少なくともダビング10に対応することで状況が好転するとの期待は高かった。
しかし、7月下旬にBD-REへのダビングとムーブに対応したバッファローの外付けユニット「DT-H50/U2」や、複数台の接続で多チャンネル録画が可能になるアイ・オー・データ機器の外付けユニット「GV-MVP/HZ」も、ブレイクには至っていない。
ある店員さんは「期待はしていましたが、まだヒットは遠いですね。現状では民生機のほうが便利なので、あえてPCに組み込むという人が増えないかぎりはこのままでしょう。編集機能の搭載を楽しみにします」とそっけなく語っていた。
その一方で、ある方法により録画データがコピーフリー化してしまう問題で出荷停止となったエスケイネットの「Monster TV HDUS」は、そのニュースに前後して人気が集中し、即日売り切れるショップが続出している。現在は入手困難な状況ながら、一部のショップは在庫を残しており、キャンペーンのたびに放出すると語っている。
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