NECのスタンダードPC「LaVie L」シリーズで、フルモデルチェンジを果たした「LaVie L スタンダードタイプ」の上位モデルとなるのが「LaVie L アドバンストタイプ」だ。今回登場した秋冬モデルでは、従来の2モデルから1モデルにラインアップが絞り込まれた。
これまでの夏モデルでは、内蔵Webカメラの有無、HDDの回転数や無線LANや液晶ディスプレイの仕様で差別化されていたが、このうち下位の「LL750/MG」をベースに基本スペックを底上げしたのが新モデル「LL750/RG」だ。具体的な強化点は、HDD容量が160Gバイト(5400rpm)から250Gバイト(5400rpm)に、無線LANがIEEE802.11a/b/gからドラフト2.0対応のa/b/g/nとなり、新たにチルトホイールをサポートしたレーザーミニマウスが付属する。細かいところでは、2Gバイトのメインメモリが1Gバイト×2から2Gバイトのモジュール1枚での提供となった。デュアルチャネル動作ではなくなったのでパフォーマンスは若干低下するが、メモリスロットが標準で1基空いており、増設時の柔軟性が増している。
グラデーションカラーを取り入れたボディをはじめ、1280×800ドット表示に対応した15.4型ワイド光沢液晶ディスプレイ(スーパーシャインビューEX)、Core 2 Duo T8100(2.1GHz/2次キャッシュ3Mバイト)のCPUやグラフィックス機能統合型のIntel GM965 Expressチップセット、オフィススイートのOffice Personal 2007 (SP1)などは、夏モデルを継承する。ボディサイズは362(幅)×266(奥行き)×38.1〜39.8(厚さ)ミリ、重量は約2.9キロと変わりないが、バッテリー駆動時間は約1.2時間から約1.3時間に延びた。
発売は8月下旬からの予定で、実売予想価格は17万5000円前後だ。なお、直販のNEC Directで用意される「LaVie G タイプL アドバンスト」では、液晶ディスプレイを1440×900ドット表示のスーパーシャインビューEX3液晶/1280×800ドット表示のスーパーシャインビューEX2液晶にしたり、メモリを最大4Gバイトに増設したり、Intel Turbo MemoryやWebカメラの追加したりといったBTOに対応したカスタマイズモデルを購入可能だ。
LaVie L アドバンストタイプ 店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
LaVie L アドバンストタイプ | LL750/RG | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo T8100(2.1GHz) | 2048MB | 250GB | Home Premium(SP1) | 17万5000円前後 |
LaVie L アドバンストタイプ 店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
LaVie L アドバンストタイプ | LL750/RG | 15.4型ワイド | 1280×800 | Intel GM965 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約2.9キロ |
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