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» 2008年09月08日 16時16分 UPDATE

写真だから分かる:デルが放つミニPC「Inspiron Mini 9」をチェックする (1/2)

デルが新たに投入した低価格ミニノートPCを、あらゆる角度から見ていこう。

[田中宏昌(撮影:矢野渉),ITmedia]

 9月5日にデルが発表した低価格ミニノートPC「Inspiron Mini 9」については、下記に何本か記事を掲載している。ここでは、ボディカラーやキーボードの違い、ライバル機との大きさ比較、起動時間やバッテリー駆動時間のテストなどを行なった。


光沢感あふれる液晶ディスプレイ天面に剛性感の高いボディ

 まず外観だが、液晶ディスプレイの天板部分のカラーが2種類ラインアップされる。オブシディアン・ブラックとパール・ホワイトがそれだが、どちらも光沢感あふれる見た目が高級感を醸し出す。ただし指紋や手の脂がつきやすく、特にオブシディアン・ブラックは汚れが目立ちやすい。

 液晶ディスプレイの周囲とパームレストおよびタッチパッドはシルバー、キーボードはつや消しブラックのツートーンで、ゴム足を除けばフラットな底面もつや消しブラックで彩られている。

ht_0809mi01.jpght_0809mi02.jpg 天板部分のカラーバリエーションが2つ用意される。左からパール・ホワイト、オブシディアン・ブラックで、どちらも光沢塗装が施されている。そのほかの部分のカラーは共通だ

 ボディサイズは232(幅)×172(奥行き)×27.2〜31.7(高さ)ミリとパームレストから背面にかけてやや厚みが増している。重量は実測値で約1060グラムあるが無駄な出っ張りがなく、ハンドリングは良好だ。ボディの剛性もしっかりしており、手にした際の不安感は一切ない。

ht_0809mi03.jpght_0809mi04.jpght_0809mi05.jpg Centrino Atomを採用した富士通の超小型PC「FMV-BIBLO LOOX U」の171(幅)×135(奥行き)×26.5〜33(高さ)ミリに比べればさすがに大きめだが(写真=左)、同クラスのNetbookである日本エイサーの「Aspire one」よりさらにコンパクトなのが分かる(写真=中央と右)。ちなみに、Aspire oneのボディサイズは249(幅)×170(奥行き)×29(高さ)ミリで、重量は約1.1キロだ

 主なインタフェースは両側面にまとまって並んでおり、左側面にはケンジントンロック、ACアダプタ接続端子、2基のUSB 2.0、SDメモリーカード(SDHC対応)/メモリースティックPRO/MMC対応のメモリカードスロットが配置される。右側面にはヘッドフォンとマイク、USB 2.0、アナログRGB出力、100BASE-TX対応の有線LAN端子があり、背面はバッテリー、前面は電源ランプとバッテリー残量警告ランプがあるだけだ。

 なお、IEEE802.11b/g準拠の無線LAN機能を内蔵するほか、オプションでBluetooth 2.1+EDRを追加することもできる。

ht_0809mi06.jpght_0809mi07.jpght_0809mi08.jpght_0809mi09.jpg パール・ホワイトのインタフェース

ht_0809mi10.jpght_0809mi11.jpght_0809mi12.jpght_0809mi13.jpg オブシディアン・ブラックのインタフェース

不規則な配列と不均等ピッチが目立つキーボード

 液晶ディスプレイはLEDバックライトを採用した8.9型ワイド光沢液晶で、画面解像度は1024×600ドットとNetbookとしては標準的だ。ただ、画面への映り込みはそれなりに発生するほか、上下/左右の視野角もあまり広くなく、色が反転しがちだ。とはいえ、ボディ位置は気軽に調整できるので、それほど苦にはならないだろう。液晶ディスプレイ上部には130万画素のWebカメラを内蔵可能(+5250円)で、利用時は脇にあるLEDランプが白色に光る。

ht_0809mi14.jpght_0809mi15.jpght_0809mi16.jpg 8.9型ワイド光沢液晶ディスプレイを採用する(写真=左)。輝度は15段階に調整可能だ。中央の画面はUbuntuのインタフェースで、ボディからWebカメラを省いた状態のもの。DELLロゴの両脇にステレオスピーカーを内蔵している。評価機に割り当てられてたグラフィックスメモリは64Mバイト固定だった。

 小型ボディが魅力の本機だが、そのしわ寄せはキーボードに押し寄せる。ファンクションキーを大胆に省いた5段配列のパンタグラフ式キーボードは、もともとキー数が少ない英語キーボードはともかく、「無変換」「カタカナ/ひらがな」「半角/全角」といったキーが追加される日本語キーボードでは特に詰め込んだ印象がぬぐえない。「む」キーがEnterキーの上に、「半角/全角」キーがEnterキーの下に、「ろ」や「\」キーが最下段にあり、ファンクションキーはFn+中段に位置するキー(ASDFG〜)に割り当てられている。加えてキーピッチも不規則で、このあたりは慣れと割り切りが必要になるだろう。

 一方、タッチパッドは62(幅)×34(奥行き)ミリと小型ノートPCとしては大きめで、シナプティクス製のドライバにより、上下/左右方向のスクロールも扱いやすい。

ht_0809mi17.jpght_0809mi18.jpg 店頭モデルは日本語キーボードのみとなる(写真=左)。英語キーボード(写真=右)は直販モデルで選択が可能だ。前者は68キー、後者は61キーあり、どちらもDeleteキーがBackSpaceキーの左側にあるなど不規則な配列が気になる。キーピッチはアルファベットキーでこそ15.6〜17ミリ前後あるが、そのほかはまちまちで最小12ミリのキーピッチもある。ちなみに、英語キーボードのスペースバーは80ミリ、日本語キーボードのものは52ミリで、パームレストの奥行きは50ミリだ

ht_0809mi20.jpght_0809mi21.jpght_0809mi22.jpg 日本語キーボードのユニット(写真=左)と英語キーボードのユニット(写真=中央)。いずれもトレイ構造のキーボードを採用することで30ccまでの水滴からPCを保護するという。キーボードユニット下部の放熱板でCPUやノースブリッジ、サウスブリッジの熱を拡散する(写真=右)

ht_0809mi23.jpght_0809mi24.jpght_0809mi25.jpg タッチパッドは大きめで扱いやすい。クリックボタンはややぐらつくが押しにくくはない(写真=左)。シナプティクス製のシンプルなドライバが導入されている(写真=中央と右)。ランチャ機能などは備えないが、上下/左右のスクロールや、外付けマウス接続時の設定などが行える

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