NB100は、東芝が始めて投入するNetbookで、8.9型ワイド液晶ディスプレイ(最大解像度は1024×600ドット)を搭載し、サイズは225(幅)×190.5(奥行き)×29.5〜33(厚さ)ミリ、重さは1050グラム、バッテリー駆動時間は約2.9時間という携帯性能を有する。
搭載するCPUはAtom N270、チップセットはIntel 945GSE Expressの組み合わせで、メモリ容量も1Gバイトと、先行して登場したほかのNetbookと変わらない。
データストレージはSSDではなく、120GバイトのHDD(5400rpm、Serial ATA対応)を搭載する。無線LANはIEEE 802.11b/gに対応。有線LANもギガビットイーサをサポートする。 標準構成でBluetooth(Ver.2.1+EDR準拠)にも対応する。
本体に搭載されるインタフェースはUSB 2.0×3(そのうち2つは右側面で、残り1つは左側面)に5in1メディアカードスロット(SDメモリーカード、SDHC、メモリースティック、メモリースティックPRO、マルチメディアカード)、有線LAN、アナログRGBがある。そのほか、液晶ディスプレイの上に有効画素30万画素のCMOSカメラを搭載する。
東芝がNetbookを国内に投入する理由について、製品企画の担当者は「国内でも一定数のユーザーが見込まれるNetbookという選択肢を提供するため」と説明する。また、既存のdynabookラインアップの低価格モデルとの競合についても、「Netbookでできることはメールやインターネットサービスなどに限られるため、dynabookとの競合は起こらない。NB100は、そういうことを理解しているユーザーに訴求していく」という考えを示している。NB100の製品名に「dynabook」「Qosmio」というブランドがつかないのも、それらのラインアップとNB100がまったく別なものであることをアピールするためと東芝は説明している。
価格はオープンで、実売予想価格は7万円台半ばになる見込み。
NB100の概要(その1) | ||||||||
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モデル名 | 型番 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
NB100 | PANB100NL | Netbook | 新シリーズ | Atom N270(1.6GHz) | 1GB | 120GB | Home Edition(SP1) | 7万円半ば |
NB100の概要(その2) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | Office 2007 | 重量 |
NB100 | PANB100NL | 8.9型ワイド | 1024×600 | Intel 945GSE | − | チップセット内蔵 | − | 約1.05キロ |
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