屋外でもくっきりはっきり──ThinkPad X200 Tabletの液晶ディスプレイ技術を紹介(2/2 ページ)

» 2008年10月23日 16時30分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]
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クラムシェルとスレートとの使い分けを容易にする機能

 森氏からはThinkPad Tablet PCシリーズにおけるソフトウェアが説明された。通常のノートPCとは使い方が異なるタブレットPCのために搭載された多くのソフトウェアによって、双方向から入力可能な指紋センサーや、HDDのために搭載した加速度センサーを活用することで液晶ディスプレイの向きに合わせて自動的に画面表示の向きを変える「アクティブ・ローテーション」、タッチ&デジタイザモデルにおいてタッチパネルとデジタイザからのデータを制御することで、画面に手をつきながらデジタイザ入力しても誤認識しない「お手つき防止機能」など使い勝手を向上させる機能が紹介された。また、マイクの指向性に関する技術では、液晶ディスプレイ正面に口が来るノートPCモードでは指向性を狭くし、PC本体をテーブル上におくタブレットモードでは集音範囲を限定しない「ビームフォーミング」といったタブレットPCならではの技術も紹介された。

使う向きが変わるコンバーチブル型タブレットPCのための機能「アクティブ・ローテーション」(写真=左)。コンバーチブル型では各モードで指紋認証のしやすい方向も変わる。内から外からの双方向からの入力に対応した指紋センサー(写真=中)。手のひらを液晶ディスプレイに置いても正しくペン入力ができる「お手つき防止機能」では、液晶パネル面を反転させたときにトラックポイントに触れてしまうことで発生する誤操作を防ぐ機能も用意されている(写真=右)

会場にはThinkPad X200 Tabletの分解展示やThnkPad X200sのSSD+LEDバックライト搭載モデルなども展示されていた。ThinkPad X200 Tabletの分解展示(写真=左)で、本体側のクローズアップ。ThinkPad X200 Tabletは通常版X200やX200sとX200ウルトラベースが共用できる。この実現のためにタブレットペンの収納位置などThinkPad X61 Tablet PCシリーズから変更されている(写真=中)。手前の機材はSSDやLEDバックライトなどを採用したThinkPad X200sの最軽量構成(写真=右)。奥にある通常版と比較すると、持った瞬間に軽さが分かる。LEDバックライト版ではボディ形状が異なるため無線LAN用のアンテナレイアウトにも若干の違いが生じる

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