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» 2008年10月31日 11時45分 UPDATE

この進化は予想の斜め上!?:なでると喜んだりする魅惑のノートPC――「VAIO type C」と暮らしてみた (1/3)

ソニーの「VAIO type C」はスタイル重視のノートPC。2008年秋冬モデルではCentrino 2に対応し、デザインをより洗練させた。独創的な“光の演出”にも注目だ。

[兼子忍,ITmedia]

それはスタイルにこだわる人へ向けたノートPC

tm_0810vtc01.jpg VAIO type C 2008年秋冬モデルのVGN-CS60B/P(ラグジュアリーピンク)

 「VAIO type C」は、光沢感あふれるカラフルなボディを特徴とした14.1型ワイド液晶ディスプレイ搭載のノートPCだ。四隅を丸く切り落とし、天板とキーボード面をなだらかな曲面で構成したボディは、クラッチバッグ(持ち手のない女性用の小型バッグ)から着想を得たもので、液晶ディスプレイ部の側面と手前を取り囲むミラーパーツも手伝って、「優美」や「エレガント」といった形容がふさわしいユニークなデザインに仕上がっている。

 旧モデルでの大きな特徴であった派手なカラーバリエーションも健在だ。この秋冬モデルでは店頭販売向けにピュアホワイト、アーバンブラック、ブレイジングレッド、ラグジュアリーピンクの4色をそろえている。さらに、直販のソニースタイル限定となるVAIOオーナーメードモデルでは、専用カラーのノーブルブラウンを選択可能だ。これらの新モデルは、天板だけでなく内側も同じカラーで塗装されており、ディスプレイを閉じたときと開いたときのイメージが変わらなくなったのがうれしい。

 デスクトップの背景には、本体カラーごとに用意された専用の壁紙が導入されており、ピュアホワイトを除く4色には本体と同じ色のキャリングケースが付属する。さらに、別売のBluetoothレーザーマウスとマウスパッドにも、本体と同じ5色のカラーバリエーションを用意するほか、VAIO type C用オプションの2.1チャンネルデスクトップスピーカー「SRS-D25」には、ノーブルブラウンを除く4色のカラーを取りそろえるなど、本体の細部はもちろん、PC回りの小物に至るまで色調を統一できるのもポイントだ。

 インテリアとの調和を考えたり、本体やキャリングケース、マウスなどの周辺機器までを同じテーマで統一できる製品展開がされているのは、モノ選びにこだわりたい向きにとって見逃せない特徴といえる。今回取り上げる店頭販売モデルの「VGN-CS60B/P」は主に女性向けのラグジュアリーピンクだが、アーバンブラックやピュアホワイトといったスタンダードなカラーもあり、男女問わずスタイルを重視するユーザーに受けそうだ。

tm_0810vtc02.jpgtm_0810vtc03.jpgtm_0810vtc04.jpg ピュアホワイトを除く4色には、本体と同じ色の専用キャリングケースが付属する(写真=左/中央)。ボディの内と外に採用された光沢塗装と、側面を囲むミラーパーツが印象的なデザイン(写真=右)

 今回のモデルから追加されたデスクトップスピーカーのSRS-D25については、もう少し詳しく触れておこう。こちらは2基のサテライトスピーカーと1基のサブウーファを組み合わせた3ピース構成のスピーカーシステムで、本体のヘッドフォン出力端子に接続して利用する。ほかのPCでも利用できるが、サブウーファにVAIO type Cの「C」をかたどったスリットを設けるなど、デザインはVAIO type Cとの組み合わせを前提としたものだ。

 サイズはサテライトスピーカーが幅65ミリ、奥行き67.5ミリ、サブウーファが幅208ミリ、奥行き130ミリとコンパクトで、机上にも無理なく設置できる。実用最大出力は25ワットとなっており、本体内蔵のステレオスピーカーに比べて音質は格段に良好で、低音部の表現がまったく違ってくるので、VAIO type Cをメディアプレーヤーとして活用したいという人なら、ぜひ導入を検討してほしいアイテムだ。

tm_0810vtc05.jpgtm_0810vtc06.jpgtm_0810vtc07.jpg 別売のBluetoothレーザーマウスとマウスパッドも本体とカラーを合わせられる(写真=左)。ユニークな形状の2.1チャンネルデスクトップスピーカー「SRS-D25」(写真=中央)。同じカラーのオプション類を組み合わせた様子(写真=右)

VAIO type Cをさらに輝かせる光の演出

 VAIO type Cは単に外装に凝ったPCというわけではない。本体前面の下部に配置された「イルミネーションLED」による光の演出がユーザーの目を楽しませてくれるのだ。このLEDは、さまざまな動作と連動して自動的に光るのだが、新モデルではRGB LEDを左右に内蔵(従来は白と青のLED)し、多彩な色表現が行えるようになった。

 本体がスリープ状態に入ると、色を変化させながら柔らかく点滅を始めるほか、付属の音楽再生ソフト「VAIO MusicBox」で音楽を再生すると、曲のテンポや雰囲気に合わせて、色と点滅速度を変化させながら光を放つ。さらに、液晶ディスプレイの天板にわざわざタッチセンサーを内蔵し、天板に付着した指紋や汚れをふいたり、優しくなでたりすると、喜んでいるかのように激しく光るのには驚かされる。

 ユーザーの動作に応じて、VAIOがまるで感情を持っているかのようにLEDで反応を返してくるのは新鮮な感覚だ。現状ではオマケ的な機能にとどまっているが、本体内蔵のセンサー+LEDでのレスポンスという方向性をもっと進化させていけば、ノートPCに新たな価値を加えることができるようになるかもしれない。ちなみに、光による演出が不要な場合は、イルミネーションLEDを消灯することも可能だ。

tm_0810vtc08.jpgtm_0810vtc09.jpg イルミネーションLEDは動作に応じて、さまざまな色で点灯する

tm_0810vtc10.jpg タッチセンサー式のメディアコントロールボタンは、指に追従してゆっくりとLEDが点灯する

 キーボード上部にあるメディアコントロールボタンが通常のプッシュボタンから、タッチセンサー式のボタンに変更された点も注目したい。タッチセンサーの各ボタンは、指先でなぞると内蔵されたLEDがゆっくり光る仕組みで、正しくボタンが押されたことを目で確認しながら操作することができる。例えば、ボリュームの調節や早戻し/早送りを行う場合、ボタンに触れてなぞると、指の動きに合わせてLEDがふんわりと点滅するなど、本体下部にあるイルミネーションLEDとイメージが調和するように作られているのだ。

 もちろん、メディアコントロールボタンは実用面でも意味がある。中央にある「AV MODE」ボタンに触れると、画面上部にAV関連の付属ソフトを登録したランチャーが起動し、定番ボイスチャットソフト「Skype」、デジタルカメラやビデオカメラで撮影した静止画、動画から手軽にオリジナルムービーを作成できる独自ソフト「VAIO Movie Story」、ホームネットワークユーティリティソフト「VAIO Media plus」など、9種類のアプリケーションをすばやく起動することが可能だ。

 また、タッチセンサーの左側に置かれた「CAPTURE」ボタンを押すと、液晶パネルの上部に搭載された有効画素数131万画素のWebカメラ「MOTION EYE」用アプリケーション「ArcSoft WebCam Companion 2」が起動する。同ソフトでは、フェイストラッキング機能のオン/オフや装飾用フレームの適用などが行える。

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