i-RAMの熱狂、再び――DDR2に対応した「ANS-9010」が登場古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2008年11月04日 12時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

G45とGF9300――マザーの王者ASUSTeKから2枚の鉄板マザー

ASUSTeK「P5Q-EM」

 10月末に登場した“王道アイテム”としては、ASUSTeKの2枚のマザー「P5Q-EM」と「P5N7A-VM」が挙げられる。

 P5Q-EMは、ASUSTeK初のIntel G45 Express搭載micro ATXマザーで、1基のPCI Express x16スロットや4基のDDR2 DIMMスロットを備えている。TSUKUMO eX.は「ASUSTeK製のG45マザーを待っていたユーザーは多く、初日から好調に売れています。入荷数は潤沢ですが、すでに売り切れたショップもあるようですね」と語っていた。価格は1万7000円から1万9000円だ。

 もう1枚のP5N7A-VMは、NVIDIAの新チップセット「GeForce 9300」を搭載した初のマザーボードだ。microATXサイズで、PCI Express x16スロットを1基備えている。また、オンボードの映像出力にHDMIとDVI、アナログVGAとDisplayPortの4種類を用意しているのも特徴だ。価格は1万5000円前後。

 入荷後まもなくして売り切れたソフマップ リユース総合館では、「今はグラフィックス性能の高いチップセットがトレンドになっています。その流れから、拡張性がある程度抑えられたmicroATXマザーでもATXマザーと同じくらい売れるまでになりました。GeForce 9300は、そのなかにあって、若干遅れをとっていたNVIDIAから登場した渾身(こんしん)のチップセット。しかも、いきなりASUSTeKから登場したんですから、そりゃヒットしますよね」と話していた。

 そうした王道アイテムが順調にヒットする陰で、ひっそりとBLESS秋葉原本店で展示されている謎のマザーがあった。インテル製の新しいマザーであることは確実で、基板の刻印やレイアウトなどから、インテルの次世代CPUに対応する「Intel X58 Express」チップセット搭載モデルである可能性が高いが、その詳細は伏せられていた。同店は「10月30日に店に来たら、なんか突然置いてあったんです」とシラを切っていたが……。

ASUSTeK「P5N7A-VM」(写真=左/中央)。BLESS秋葉原本店に展示されている謎のインテルマザー(写真=右)

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