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» 2008年11月07日 00時00分 UPDATE

11月7〜8日は新宿で抽選会:“今度のEee PCは最薄最速、そして円高還元も”―ASUS「Eee PC S101」発表会 (1/2)

ASUSは「Eee PC S101」の発表会を都内で開催した。11月7〜8日にJR新宿駅構内で行われる発表記念イベントでは、発売前のS101が抽選で当たる。

[前橋豪,ITmedia]

日本市場での躍進を狙う第3世代Eee PC

tm_0811eeepc201.jpg ASUSのCEOであるジェリー・シェン氏

 既報の通り、ASUSTeK Computer(ASUS)は11月6日にEee PCの新モデル「Eee PC S101」を発表した。Atom N270(1.6GHz)をベースとした基本スペックは継承しつつ、厚さ18〜25ミリ、重量約1.06キロと薄型軽量に仕上げ、ボディの高級感にもこだわっている。

 同日開催された製品発表会では、ASUSのCEOであるジェリー・シェン氏や同社日本担当Eee PCアカウント・マネージャーのリンダ・シェー氏が製品を紹介したほか、着飾ったモデルがS101を抱えてウォーキングするランウェイショーを実施し、生まれ変わったデザインをお披露目した。PCの発表会としては珍しく、ラフォーレ原宿内にあるラフォーレミュージアム原宿を会場に選んだことも含め、今回のEee PCは特にファッションを意識している印象だ。

 発表会では最初にジェリー・シェン氏があいさつし、「2007年10月にEee PCを海外で発売して以来、約1年で400万台を販売し、大きな成功を収めた」とEee PCブランドの好調ぶりを語った。また、セールス面だけでなく、「インテルがAtom搭載ミニノートPCを“Netbook”と呼称する前からEee PCを市場投入して普及に努め、今では他社が参入して市場が確立したこの分野で先駆者となれたことに満足している」と述べ、ASUSはNetbook市場のリーディングカンパニーであると自信を見せた。

 同氏はこれまでのEee PCについて、「誰でも簡単に使える第1世代の701シリーズを2007年10月に発売し、第2世代となる900/1000シリーズではユーザーニーズに応えて、液晶ディスプレイのサイズと解像度、キーボードのサイズ、ストレージ、バッテリーと各所を改善した」と振り返り、第3世代目となる今回のS101を「第2世代のよさを受け継いだうえで、軽さ、薄さ、速さ、静かさ、スタイリッシュさを提供する。10型クラスのノートPCでは最薄で、起動時間が最も速いと思う」と評価した。

tm_0811eeepc202.jpgtm_0811eeepc203.jpgtm_0811eeepc204.jpg 自らをNetobookの先駆者と位置付ける(写真=左)。世界市場と日本市場での販売の推移(写真=中央)。Eee PC S101の特徴(写真=右)

 S101の投入により、ASUSはEee PCシリーズを2008年内に世界で500〜550万台、日本では60万台販売する見込み。国内ノートPC市場でのシェアについては、「3年以内で日本のトップ3を目指したい」のと目標を明らかにした。また、Eee PCとEee Boxのウイルス混入に関しては、2008年1月から製造部門を分社化し、ASUSグループ以外の会社に製造を外注することになったことが原因とし、今後は品質管理を一層強化していくという。

円高の影響で海外より低価格設定に

tm_0811eeepc205.jpg ASUS日本担当Eee PCアカウント・マネージャーのリンダ・シェー氏

 リンダ・シェー氏はS101の製品情報について解説した。同氏は「Eee PC 901-X」の発表会と同様、カジュアルな女性向けのバッグを持って登壇し、そこからS101を取り出して「今度のS101はおしゃれな雰囲気なので、日本のおしゃれな女性にぜひ使ってほしい」とコメント。「海外では699ドルだが、円高なので日本での実売価格は6万9800円になる」と価格面もアピールした。

 同氏のプレゼンでは、S101の特徴が順に示された。新採用の高速化技術「XpressPath」は、BIOSのPOST時間を短縮する「BootBooster」と、SSDの新型コントローラの組み合わせによって実現されており、通常で約60秒かかるWindows XPの起動時間を約23秒、BootBoosterオン時ならば約17.8秒にまで高速化したとする。また、ASUSが「第2世代SSD」と呼ぶ新型のSSD(MLCタイプ)により、パフォーマンスを大幅に改善したという。

tm_0811eeepc206.jpgtm_0811eeepc207.jpgtm_0811eeepc208.jpg S101のWindows XP起動時間(写真=左)。海外メディアによるS101に搭載されたSSDのパフォーマンステスト結果(写真=中央、右)

 静音性に関しては、ファンレス設計ではないが、動作音は公称25dB(A)と静かで、同氏によれば「木の葉がすれるのと同程度」とのこと(少しおおげさだが)。また、バッテリーパックの位置が背面からパームレストの下に移され、発熱しやすい基板部分がキーボードの奥側に移動したことで、システムに高い負荷をかけてもパームレストが発熱しにくくなっている。ASUSがパームレストの温度を計測したところ、アイドル時で30.5度、高負荷時で33度と、優れた熱設計を実現できたとしている。

 バッテリーパックはリチウムイオンから(ASUSがこれまでは高級機に採用されてきたという)リチウムポリマーに変更。バッテリー自体の容量は減ったが、CPUクロック、電圧、液晶ディスプレイの輝度を調整する3つのモードを持つ省電力技術「Super Hybrid Engine」の効果もあって、バッテリー駆動時間は約4.6時間を確保した。

tm_0811eeepc209.jpgtm_0811eeepc210.jpgtm_0811eeepc211.jpg 動作音は25dB(A)をうたう(写真=左)。他社製Netbookとの表面温度の比較(写真=中央)。バッテリーはリチウムポリマーを採用(写真=右)

※Eee PC S101のメーカー公称バッテリー駆動時間は「最長約6時間」に変更されました(2008年11月21日22時/編集部追記)

 ソフトウェア面については、日本市場を重視して大容量に設定したという60Gバイトの無料オンラインストレージ利用権が付属するのをはじめ、901-Xや1000H-Xと同様、オフィススイートの「StarSuite 8」、動画再生ソフト「DVD XPack」、Windows Liveの各種アプリケーション、Skypeなどがプリインストールされる。

tm_0811eeepc212.jpgtm_0811eeepc213.jpgtm_0811eeepc214.jpg 省電力技術「Super Hybrid Engine」はキーボード上部のボタンで3つのモードを切り替えられる(写真=左)。60Gバイトのオンラインストレージ利用権が付属(写真=中央)。パッケージも本体のデザインと同様、高級感を意識したという(写真=右)

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