Core i7は新ソケット「LGA 1366」を採用し、メモリもDDR3を3本セットで装着できるなど、これまでのアーキテクチャを一新する仕様となっている。このため、買い換え需要が起きることを期待するショップやメーカーは多い。
いち早くLGA 1366対応クーラーを投入したのがサーマルティクだ。水冷キット「BigWater 770」やCPUクーラー「V1」シリーズに、LAG 1366用ソケットを追加したモデルを今週から発売しており、複数のショップの店頭に並んでいる。
PCパーツショップ・CUSTOMは「冬は冷却パーツは本当に売れない季節です。ここで買い換え需要が起きたらありがたいです。Core i7の大ヒットに期待しています。……だけど、ちょっと高価なプラットフォームになるので、どこまで普及するのか不安ですね」と話してくれた。
3枚セットのDDR3メモリも各ショップに並んでいる。例えば、コルセアのDDR3-1600 2Gバイトメモリ3枚セット「TR3X6G-1600C9」で3万5000円以上の値がつけられており、「Core i7は高くつく」という印象を裏付けている。ただし、BLESS秋葉原本店は「Core i7への期待値もあるのか、ここ最近はDDR3メモリが順調に値を下げています。1Gバイト3枚セットなら1万円強で買えるものもあるので、最低限の構成でスタートすれば、イチから組んでも10万円前後に抑えられると思います」と語る。
また、深夜イベントではお得な価格で購入できる可能性もある。T-ZONE.PC DIY SHOPは、センチュリーマイクロのDDR3-1066 1Gバイト3枚セット「CAK1GX3-D3U10/H」を、先着10名に7000円で販売するという。「1TバイトHDDのWD10EADSも先着50名様まで7000円で売ります。行列は土曜日の通常営業が終わったあとから対応しますが、お早めにどうぞ」と話していた。
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