ショーケースに集結した“Core i7&X58”マシン(1/2 ページ)

» 2008年11月19日 00時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

Intel X58 Exptess搭載マザーボード

 展示されていたのは6ベンダーの11製品。すでに、ITmediaでも、ベンチマークテストの評価環境として登場したインテルの「DX58SO」(というよりSmackOverのほうが通りがいいかもしれない)、フォトレビューを紹介した、ASUSの「P6T Deluxe」「Rampage II Extreme」、MSIの「Eclipse」「X58 Platinum」(後日掲載予定)、GIGABYTEの「GA-EX58-EXTREME」のほかにも、FOXCONNの機能満載マザーボード「MB-Bloodrage」「MB-Renaissance」、EliteGroupの「X58B-A」、そして、すでに紹介しているベンダーからもASUSの「P6T6 WS Revolution」、GIGABYTEの「GA-EX58-UD5」などが確認された。

 メモリスロットは、多くの製品で6スロット用意している。グラフィックスカードを差せるPCI Express x16スロットは、多くの製品で3本という構成が多いなか、P6PT WS Revolutionはすべてがx16用スロットという構成で6本、また、FOXCONNのマザーは2枚ともx16スロットを4本載せている。また、EliteGroupのX58B-Aは最も少ない2本であったりする。ユニークなのは、MB-Bloodrageで、x16スロットを4本搭載しながらメモリスロットは3本のみと、いかにもゲームユーザーに的を絞った構成が心憎い。

ASUS Rampage II Extreme
ASUS P6T6 WS Revolution

ASUS P6T Deluxe
EliteGroup X58B-A

FOXCONN MB-Bloodrage
FOXCONN MB-Renaissance

GIGABYTE GA-EX58-UD5
GIGABYTE GA-EX58-EXTREME

MSI Eclipse SLI
MSI X58 Platinum

Intel DX58SO

DDR3メモリ

 Core i7シリーズの特徴の1つとして挙げられるのが、DDR3に対応したメモリコントローラをCPUに内蔵し、メモリバスの制御は、これまでのデュアルチャネルではなく、3本をまとめて扱うトリプルチャネルに対応したことだ。そのため、Core i7+Intel X58 Expressプラットフォームに移行する場合、システムメモリもDDR3を3枚まとめて用意するユーザーが多くなると思われる。メモリベンダーもそのあたりを想定していて、発表会で展示されていたメモリ製品では3枚で1つのパッケージになっているものが多く見られた。

 Core i7がサポートするメモリバスクロックはDDR3-1066MHzとなっているが、マザーボードベンダーではIntel X58 Expressのメモリオーバークロック機能「XMP」や独自のオーバークロック機能などで、DDR3-1333MHz、1600MHz、2000MHzという高クロック動作をカバーしている製品がある。このような設定で動作させるにはメモリ側の対応も必要になるが、メモリベンダーの展示製品でも1600MHz対応や2000MHz対応製品が確認された。

 ただ、一部のメモリベンダーの声として、「DDR2と明確に差がある現在の価格を考えると、高クロック高価格製品を投入するのはリスクが高い。供給されるDDR3とDDR2の数が逆転する2009年の夏まで高クロックメモリは普及しないのでは」という見通しを明かしていた。

センチュリー CAK1GX3-D3U1066(1Gバイト3枚組み、DDR3-1066)
センチュリー CAK2GX3-D3U1066(2Gバイト3枚組み、DDR3-1066)

CORSAIR TR3X6G1333C9 G(1Gバイト3枚組み、DDR3-1333、XM53 Classicでレイテンシが9-9-9-24、DOMINATORでレイテンシが8-8-8-24)
CORSAIR TR3X6G1600C8D G(1Gバイト3枚組み、DDR3-1333、XM53 Classicでレイテンシが9-9-9-24、DOMINATORでレイテンシが8-8-8-24)

Kingston KHX16000D3K3/3GX(1Gバイト3枚組み、DDR3-2000、レイテンシが9-9-9)
アイ・オー・データ機器 DY133シリーズ(1Gバイト、DDR3-1333 CL9)

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