11月27日に特設店舗(ツクモ9号店)で営業を再開していた九十九電機が、12月2日の17時ごろからTSUKUMO eX.でも営業を再開した。とりあえずは、メモリやHDD、光学ドライブなどを販売する一階のみを開け、地下1階および2階から6階までは、在庫の陳列が済み次第オープンするという。
同ショップの店員は「NECリース(NECキャピタルソリューション)からの許可が出たので、まずTSUKUMO eX.を再開しました。系列店でも同様に交渉をしているところです。段階的にオープンしていくことになると思います」と語る。また、「取り急ぎ1階を開けましたが、ほかの階は商品在庫の整理がまだできておらず、今晩にも取りかかる予定です。明日の朝に間に合えば」と一刻も早い通常営業をめざす。
110億円の負債を抱え10月30日に民事再生法の適用を申請した九十九電機は、通常営業を続けながら再建をめざしていたが、商品在庫を担保に融資を行っていたNECキャピタルソリューション(旧NECリース)が11月21日に担保権を実行、一時営業中断を余儀なくされていた。
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