全部入りフルHD液晶ディスプレイ――「VISEO MDT221WTF(BK)」がオススメな5つの理由生活を変える“デジタル放送3波”対応モデル(1/4 ページ)

マルチメディア液晶ディスプレイとして確固たるブランドを築いた三菱電機の「VISEO」シリーズから、またもや注目のモデルが登場した。VISEO初のデジタル放送3波チューナーを搭載した21.5型ワイド液晶ディスプレイ「MDT221WTF(BK)」だ。現代人のライフスタイルにぴったりマッチしたMDT221WTF(BK)の魅力をチェックする。

» 2008年12月05日 10時00分 公開
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デジタル放送3波チューナーを搭載したVISEOシリーズの新境地

三菱電機「MDT221WTF(BK)」

 三菱電機の「MDT221WTF(BK)」は、同社のマルチメディア液晶ディスプレイ「VISEO」(ヴィセオ)シリーズに属する新モデル。PC向けの液晶ディスプレイをベースとした製品ながら、地上・BS・110度CSの3波対応デジタルテレビチューナーを搭載しているのが最大の特徴だ。画面は21.5型のワイドタイプで、大型液晶テレビと同様、フルHD(1920×1080ドット)に対応したアスペクト比16:9の液晶パネルを採用している。

 従来のVISEOシリーズは“赤”のVISEOロゴだったが、今回からデジタルテレビチューナーを内蔵したモデルは“青”のVISEOロゴを採用して区別されるという。つまり、MDT221WTF(BK)は記念すべき“青VISEO”の第1号となる。テレビチューナーに加えて、豊富なAV入力端子やスピーカーを内蔵し、リモコンも添付するなど、まさに“全部入り”のフルHD対応ワイド液晶ディスプレイといった様相だ。

 同社が他に類を見ない多機能なモデルとしてMDT221WTF(BK)を投入した背景には、ここ数年の傾向として、表示ニーズの多様化に1台で対応できるマルチメディアワイド液晶ディスプレイが、幅広いユーザーに求められていることが挙げられる。

 昨今は急速にデジタル放送が普及し、家庭用ゲーム機は高解像度になり、Blu-ray DiscレコーダーやAVCHDビデオカメラが売れ行きを伸ばすなど、気が付けば主要な映像コンテンツは既にハイビジョン化したといっても過言ではない。また、映像コンテンツのハイビジョン化やWindows Vistaの登場などを受け、PCの世界でも高解像度かつワイド画面のディスプレイが主流となった。

 こうした映像コンテンツの変化は当然ながら、一般的な個人ユースで求められるディスプレイの仕様にも大きな影響を与える。かつては自室にSXGA(1280×1024ドット)程度のスクエア液晶ディスプレイと小型のアナログテレビがあれば事足りたが、今後は高解像度なワイド液晶ディスプレイとフルHDの動画を高品位に表示できる薄型テレビが必須となりつつあるのだ。

 かといって、自室に置くPC用ディスプレイと薄型テレビの2台を同時に新調するのは手間がかかるし、コスト面でもハードルが高い。ならば、この2つの表示機器を1つでまかなえるようにすれば、多様化するニーズに応えられるうえ、省スペース性も高く、コストパフォーマンスでも有利に働くのではないだろうか。こうした考えから、プライベートな空間で使う新しいカタチのフルHD液晶ディスプレイ、MDT221WTF(BK)が誕生したというわけだ。

 ここでは、MDT221WTF(BK)が幅広いユーザーにおすすめできると考えられる理由を5つのポイントに分類し、その実力を網羅的にチェックしていきたい。

Point 1――プライベートテレビにぴったりなデジタル放送3波対応

1920×1080ドット表示の16:9液晶パネルを採用。デジタル放送のハイビジョン映像を上下に帯を入れることなく全画面表示できる

 MDT221WTF(BK)における最大のウリは、何といっても地上・BS・110度CSという3波対応デジタルテレビチューナーを搭載すること。これにより、書斎や寝室に置くセカンドテレビ(兼ディスプレイ)、または一人暮らしに最適なテレビ兼ディスプレイとして活用できるのだ。液晶パネルの解像度もフルHD対応の1920×1080ドットなので、デジタル放送のハイビジョン映像を上下に帯を入れることなく映し出せる。

 しかも、このデジタル放送3波対応のテレビが非常に高機能にまとまっているのは見逃せない。データ放送と字幕放送に対応するほか、電話回線の接続端子もあるので、ペイパービュー(有料放送)の視聴や、番組内アンケートといった視聴者参加型の番組企画にも参加できる。

EPGは表示サイズを2段階に調整できる。写真は情報量が多いほうの表示だ

 最大8日分のEPG(電子番組表)も利用でき、EPGを使った視聴予約、大ジャンル/小ジャンルを指定した番組検索も可能だ。視聴中に他チャンネルで放送中の番組を一覧表示し、そこから選択して違う番組を見る「他番組一覧」機能も重宝するだろう。

 さらに、自分がよく見るチャンネルを「お気に入り番組表」に登録しておくことで、チャンネルの選択がとても楽になる。お気に入り番組表の容量は「12チャンネル×4グループ」の合計48チャンネルで、地上・BS・110度CSデジタル放送を混在したオリジナルの番組表が作れる。デジタル放送になって、増えがちなチャンネル数を好みに応じて取捨選択して表示できるのはうれしい。

 お気に入り番組表は地上デジタル放送のマルチ編成などでも便利だ。例えば、関東地区のNHK教育の場合、チャンネル番号は「021」と「022」と「023」であり、そのほかの放送局も同じ仕組みのマルチ編成となっている。1つの放送局が複数のチャンネルを持っているため、通常のEPGではすべてのチャンネルが表示され、横長になって見にくい。お気に入り番組表を使って「1放送局/1チャンネル」で登録しておけば、1画面で多くの放送局/番組表を一覧できるようになり、とても見やすくなるのだ。

 もう1つ便利な使い方がある。再び関東地区のNHK教育を例に挙げると、「021」チャンネルと「022」チャンネルは同じ番組、「023」チャンネルでは時間帯によって違う番組を放送している。通常、リモコンなどでNHK教育を選局すると「021」チャンネルが表示されるが、お気に入り番組表に「023」チャンネルを登録しておくことで、すぐに選局できるようになる。現在はチャンネル別に番組を変えている放送局はほとんどないが、地上アナログ放送の停波以降は状況が変化するかもしれない。

EPGを利用した視聴予約やジャンル別の番組検索機能も備えている

 画質のチューニングも見どころの1つだ。PC環境では画面の色温度は6500Kが基本だが、日本のテレビ放送ではもっと高い9300Kが標準となっており、単にPC向けの液晶ディスプレイにテレビチューナーを載せただけでは、テレビらしい見え方にはならない。MDT221WTF(BK)では、同社の液晶テレビ開発のノウハウを生かし、PC画面とテレビ画面とで、それぞれに最適な画質のチューニングを施しているから安心だ。テレビの映像は高コントラストながら黒つぶれや白飛びが気にならず、しっかりと色が乗っていて見栄えがいい。

 搭載された高画質化技術を見ても、RGB各色8ビット(256階調)の映像信号を10ビット(1024階調)に多階調化してから最適な8ビットの信号に割り当てて出力する「10ビットガンマ」をはじめ、地上デジタル放送などのインターレース信号をプログレッシブ化してなめらかに表示する「3次元IP変換」、暗い映像などで暗部の階調を引き出すようにコントラストを自動調整する「ダイナミックコントラスト」、映像の明るさに応じてバックライト輝度をリアルタイムに上げ下げして最大2000:1の高コントラスト比を実現する「CRO」(コントラスト・レシオ・オプティマイザー)、激しく動く部分に生じるブロックノイズや輪郭がちらつくモスキートノイズを抑える「3次元DNR」など、多角的に対策を講じている。こうした技術の集積が、テレビの画質を支えているのだ。

 また、画質モード(DV MODE)は、各映像ソースごとに合った内容の5種類より選択でき、TV入力時では「スタンダード」「シネマ」「スポーツ」「アニメ」「ルックアップ」が用意されている。各モードにおいて、輝度やコントラスト、色温度、色合い、色の濃さなどを個別に調整、記録しておけるのもポイントだ。この中で「ルックアップ」というのは、聞き慣れないモードだろう。ルックアップモードとは、要するにユーザーが床に寝た状態や、それに近い姿勢で、画面を下から見上げるときの画質を改善する設定だ。

 MDT221WTF(BK)が採用するTN系の液晶パネルは、下方向から画面を見上げると、割と浅い視野角から色相が反転し始めるという弱点を持つ。ルックアップモードは映像信号のガンマカーブなどを補正することで、上記の現象を緩和してくれる。ルックアップモードは2段階にレベルを変えられるが、実際に寝転びながらテレビ視聴してみたところ、その効果をはっきりと実感できた。“ゴロ寝でテレビ”は実に気持ちよく、こうしたユーザー本位の使い方を考慮した機能を盛り込んできたことは高く評価できる。

画面を下方向から撮影した例。左からルックアップモードが「オフ」「ルックアップ1」「ルックアップ2」の状態だ。ルックアップモードは2段階に調整可能で、ルックアップ2のほうが下から見た場合の視認性がより高まる

 テレビ視聴を快適にする機能はルックアップモードだけではない。1つに「おすすめ音量」機能があり、テレビ視聴時の音量を自動的に一定の範囲内に整えてくれる。具体的な効果でいうと、番組本編とCMが切り替わるときや、チャンネルを変更したときなどで、音量が突然大きくなったり小さくなったりするようなトラブルを回避できる。実際に使ってみると思いのほか効果的で、深夜や早朝といった騒音に気を付けたい時間帯でのテレビ視聴はもちろん、“ゴロ寝しながらザッピング”といったラフな視聴スタイルにもうってつけだ。

 テレビの「クイック起動」機能にも注目しておきたい。OSDメニューの「クイック1」では、本体の電源がオフでもチューナーに給電し続けることで、テレビの起動(本体の電源オンから画面が映るまで)を高速化できる。「クイック2」は本体の電源オフでチューナーへの給電もオフ(テレビの起動はクイック1よりも若干遅くなる)、「標準」は本体の電源オフとテレビ以外の入力系統選択でチューナーへの給電もオフ(テレビへの入力切り替え時もテレビの起動が遅くなる)という設定だ。省エネ機能との関連もあるので、テレビ機能重視ならクイック1かクイック2、省エネ重視なら標準の設定がよいだろう。

付属のリモコンでチャンネル切り替えや音量調整、各種設定が可能だ

 付属リモコンの操作性も優秀だ。テレビ操作の基本的なボタン類は家電の液晶テレビと同じなので、すぐになじめる。数字キーの「1」〜「12」には任意の放送局/チャンネルが割り当てられており、チャンネルの切り替えに要する時間は実測で約2.5秒程度なのでストレスはまったく感じない。

 EPGの操作についても、カーソル移動と決定のレスポンスは上々だ。こうしたキビキビした動作は、決して目立つ部分ではないが、日ごろの使い勝手を高めてくれている。逆に動作が鈍いと、とたんに不満が噴出するものだ。

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提供:三菱電機株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年12月25日