過去にも、アナログテレビチューナーを搭載したPC向けの液晶ディスプレイは多数存在したが、必ずしもユーザーに受け入れられたとはいえなかった。画質や機能、操作性がいまひとつで、単純に液晶ディスプレイとテレビチューナーを組み合わせただけという、どっちつかずの製品が多かったからだ。最近になってデジタルテレビチューナーを搭載したPC向けの液晶ディスプレイも登場したが、やはりテレビと肩を並べるほどの使い勝手は実現できていなかった。
これに対し、MDT221WTF(BK)は、PC向け液晶ディスプレイの鬼門ともいえるテレビチューナー搭載モデルという難しいジャンルに取り組みながら、各機能を見事に生かし切り、高い次元でPC用ディスプレイとテレビの融合を果たしている。PC用のワイド液晶ディスプレイ、豊富なAV入力に対応するマルチメディアディスプレイ、そしてデジタル放送3波対応のテレビが高度に融合し、それぞれの機能を犠牲にすることなく、これまでにない快適な環境が得られているのだ。
PCとテレビの各映像に最適化した画作りや、PinP/PoutPが選べる便利な“ながら視聴”向け機能、付属のリモコンによる軽快な操作性、高い省スペース性と省エネ設計など、その魅力は枚挙にいとまがない。今後のデジタルテレビチューナー搭載ディスプレイのあり方を示した記念すべきモデルといえるだろう。
MDT221WTF(BK)はこれ1台あれば、テレビも含めたあらゆるハイビジョンの映像コンテンツが堪能できる、まさに新世代の“全部入り”マルチメディア液晶ディスプレイとして、スクエア液晶ディスプレイ+アナログテレビの環境から乗り換えた場合に、ライフスタイルを一変させるだけのインパクトがある。パーソナルな空間に置くワイド液晶ディスプレイやセカンドテレビを求める幅広いユーザーを満足させられる懐の深い1台だ。
なお、こちらの記事では独自の動画ブレ低減技術を搭載した24.1型ワイドモデル「VISEO MDT243WG」も紹介している。併せてチェックしてほしい。
MDT221WTF(BK)の主なスペック | |
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液晶パネル | 21.5型ワイド(TN) |
解像度 | 1920×1080ドット |
有効表示領域 | 476.6×268.1ミリ |
画素ピッチ | 0.248×0.248ミリ |
輝度 | 300カンデラ/平方メートル |
コントラスト比 | 2000:1(CRO非動作時:1000:1) |
視野角 | 上下160度/左右170度(コントラスト比10) |
応答速度(黒→白→黒) | 5ms |
デジタルテレビチューナー | 地上・BS・110度CS(アンテナF型) |
PC入力 | DVI-D 24ピン(HDCP対応)×1、D-Sub 15ピン×1 |
AV入力 | HDMI×2、D5×1、S2-Video/コンポジット×1 |
音声入力 | RCAステレオ×2、ステレオミニ×1 |
音声出力 | 光デジタル(2ch、テレビ入力時)×1、ヘッドフォン×1 |
電話モデム | モジュラージャック(RJ-11) |
スピーカー | 3ワット+3ワット(DIATONEリニアフェイズ対応) |
外形寸法(幅×奥行き×高さ) | 513.8×255×403.8ミリ |
重量 | 約7.3キロ(スタンド含む) |
チルト調整 | 上20度、下5度 |
スイベル調整 | 左右各45度 |
消費電力 | 標準時72ワット、スリープモード時2ワット以下、オフモード時1ワット以下 |
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提供:三菱電機株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年12月25日