画質も音質も操作性もさらにアップ――三菱電機「VISEO MDT243WG」の魅力HD GAMEディスプレイの快進撃は止まらない!(2/3 ページ)

» 2008年12月05日 10時00分 公開
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ディスプレイ内蔵スピーカーを超えた“音”でゲーム体験を向上

 MDT243WGの強化点でもう1つ忘れてはならないのが内蔵スピーカーの音質だ。一般に液晶ディスプレイ内蔵のスピーカーは実装面積が小さいため音が貧弱になりがちで、開発コストの面からも音が軽視される場合が多い。しかし、ゲームを筆頭にハイビジョン映像コンテンツの実力を最大限に引き出すには、画質だけではなく音質も重要になってくる。

 そこで前モデルのMDT242WGは、スピーカーユニットの特性や開口部の形状などが音質に与える悪影響を補正信号で打ち消す「DIATONEリニアフェイズ」技術を搭載し、小型で開口部が狭いスピーカーながらクリアなサウンドが楽しめるように工夫していた(DIATONEリニアフェイズの詳細はこちら)。コストに厳しい液晶ディスプレイにおいて、こうした凝った作りのスピーカーを載せられるのは、同社がDIATONEブランドで培ってきた音響技術を利用できるからだ。

 さらにMDT243WGでは、DIATONEリニアフェイズ技術に加えて、小口径ながら低音域の再生能力を高めた「低共振スピーカーユニット」を搭載することで、従来よりゆがみの少ない低音を実現した。また、中高音を増強するエフェクターや余韻成分をオーディオ信号に付加する技術も盛り込んだ新採用のオーディオDSPによって、明瞭(めいりょう)度と臨場感を向上している。

内蔵ステレオスピーカーは斜めに細かいスリットを入れ、デザインにもこだわっている。正面から見ると開口部は狭くスマートな印象だが、スピーカーの容量を稼ぐため、背面は盛り上がっている

 こうした改良を加えた結果、内蔵ステレオスピーカーの出力自体は5ワット+5ワットと変わらないものの、MDT242WGよりも重低音の表現力が増し、それでいて中高音がより明確で抜けがよくなった。特に低音域の強化は、映像コンテンツの迫力を高めてくれる。画面サイズが24.1型ワイドのMDT243WGは、大画面の薄型テレビほど長い視聴距離を取らずに利用することもあり、音量をそれほど上げなくても、ゲームプレイ時に十分な音量が確保できるはずだ。

ゲームやテレビの映像がより表現力豊かに

DV MODEは「ゲーム2」と「TV」の2つのモードに注目

 用途別の画質モードであるDV MODEにも手が加えられている。MDT243WGでは「ゲーム2」モードの内容を変更し、これまでのSATURATION(彩度)とHUE(色合い)の細かな調整が行える設定ではなく、中間階調のメリハリを強化して映像の暗部を見やすいようにチューニングした設定になった。MP MODEと組み合わせて使えば、暗いシーンが延々と続くゲームもプレイしやすいだろう。

 従来のゲーム2モードはユーザーが好みのカラーバランスを微調整できる半面、暗部から明部にかけてのリニアな階調表現を犠牲にしていた玄人向けの設定だったため、一般ユーザーには少々分かりにくい面もあったが、新しいゲーム2モードは効果が明快だ。ユーザーはゲームタイトルに応じて、中間階調のメリハリが少し緩和される「ゲーム1」モードと見比べながら、好みのゲームモードを選ぶだけでいい。

 DV MODEはゲーム1/2以外にも、「スタンダード1/2」「IVテキスト」「TV」「sRGB」「シネマ」が設けられ、さまざまな用途に対応できる。MDT242WGにあった「フォト」モードが廃止され、TVモードが新設されており、より動画に特化した仕様になっているのが印象的だ。このTVモードはPC用の単体デジタルテレビチューナー向けに開発されたもので、テレビ映像のように黒を引き締めたコントラスト感の強い画調になる。PC用の単体デジタルテレビチューナーは画作りにこだわった製品が少ないが、MDT243WGで表示すれば、よりテレビらしい映像で番組を視聴できる。

sRGBモード(写真=左)とTVモード(写真=右)の表示例。階調をリニアに表示するsRGBモードに対して、TVモードでは明暗差を強調し、色がこってりしたテレビらしい映像になる

 ゲーム向けの機能としては、スルーモードも引き続き搭載する。スルーモードとはMDT241WGから搭載していた機能で、映像を入力してから画面に表示されるまでの時間をできるだけ短縮する設定だ。スケーリングに必要なフレームメモリの映像処理など時間がかかる機能を省くことで、映像の遅延を通常の2フレーム(2/60秒)程度から、1フレーム(1/60秒)以下まで解消してくれる。常用する設定ではないが、高速かつ正確な操作が要求されるリズムアクションゲームや一部の格闘ゲームでは有効だろう。

 スルーモードは前述の通り、スケーリング機能を省くことから、アスペクト比16:9の映像をそのまま表示すると、MDT243WGが搭載するWUXGA(1920×1200ドット)パネルのアスペクト比16:10にフルスクリーン拡大表示されてしまう。ただし、MDT242WGと同様、「16:9MODE」を選択すれば、フレームメモリを使わずに液晶パネル側が画像表示で許容できるギリギリまで縦方向を縮めて表示でき、16:9に近いアスペクト比での表示とスルーモードを両立することが可能だ。

 もちろん、スルーモードを使わない場合は、パネル解像度と異なる解像度を表示しても充実したスケーリング機能によってさまざまな表示方法が選べる。16:9のハイビジョン映像は上下に帯を入れて正しいアスペクト比を保持する「16:9」や、両サイドを自動的にカットして全画面拡大する「サイドカット」の表示を切り替え可能。低解像度の4:3映像などではドットバイドット表示(等倍表示)の「リアル」や、入力解像度を縦横2倍に拡大表示する「2×ズーム」(960×600ドット以下の入力解像度のみ)の表示も行える。

16:9映像のアスペクト比を維持した状態で、上下に帯を入れて表示する「16:9」の設定(写真=左)。16:9映像の両サイドを自動的にカットして全画面拡大する「サイドカット」の設定(写真=右)

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提供:三菱電機株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年12月25日