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» 2008年12月19日 16時45分 UPDATE

今なら予備バッテリーが当たるかも:最もフツーに使えるEee PC――「1000H-X」実力診断 (1/3)

「Eee PC S101」の陰に隠れてしまった感もあるが、高輝度10型ワイド液晶+160GバイトHDDが魅力の「Eee PC 1000H-X」も捨てがたい。その使い勝手をチェックした。

[坪山博貴,ITmedia]

10型ワイド液晶+160GバイトHDD搭載のEee PC

tm_0812_1000hx_01.jpg ASUS「Eee PC 1000H-X」。カラーは写真の「ファインエボニー」のほか、「パールホワイト」を用意

 ASUSTeK Computer(ASUS)の「Eee PC 1000H-X」は、Eee PCシリーズのバリエーションとして、10月に国内販売が開始された。ほかのモデルと同様、CPUにインテルのAtom N270(1.6GHz)を採用した低価格ミニノートPC(いわゆるNetbook)だ。

 海外ではLinuxと40GバイトSSDを搭載したモデル「Eee PC 1000」もあるが、国内で販売されているのはWindows XP Home Edition(SP3)と160GバイトHDDを備えた「Eee PC 1000H」の日本向けモデル「Eee PC 1000H-X」で、Eee PCシリーズではHDDを搭載した初の製品になる。

 1000H-Xでまず触れておきたいのは、そのボディサイズだ。外形寸法は266(幅)×191.2(奥行き)×28.5〜38(高さ)ミリとなっている。10型ワイド液晶ディスプレイを採用したことで標準的なB5ワイドノートサイズとなり、8.9型ワイド液晶ディスプレイ搭載の「Eee PC 901-X」より一回り大きく、重量も約1.45キロまで増加した。これは技術やコストの問題ではなく、より使い勝手を優先してディスプレイやキーボードを大型化した結果だ。

tm_0812_1000hx_02.jpg デバイスマネージャで主要デバイスを確認。HDDはSeagate Momentus 5400シリーズだった

 10型ワイド液晶ディスプレイの解像度は1024×600ドットと変わらないが、キーボードのキーピッチは約17.5ミリと小型ノートPCのおおむね標準的なサイズまで拡大された。内蔵ストレージは160Gバイトの2.5インチHDDで、最大16GバイトのSSDを採用するEee PCの他モデルとは違って、ユーザーがシステムドライブの空き容量を気にする必要はほぼなくなっている。

 なお、今回入手した機体を見たところ、HDDはCドライブが80Gバイト、Dドライブが69Gバイトに分割されていた。Cドライブは80Gバイトでも十分だとは思うが、個人的には1パーティションで出荷すべきというか、パーティションを分割しておく意味をあまり感じない。

 上に挙げた点を除くと、ほかのスペックは国内で7月に発売された901-Xとほとんど変わらない。メインメモリは1Gバイトを搭載し、ネットワーク機能としては100BASE-TXの有線LANとIEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 2.0+EDRを装備。ステレオスピーカーや130万画素のWebカメラも内蔵している。

tm_0812_1000hx_03.jpgtm_0812_1000hx_04.jpg BluetoothスタックはWIDCOMM(Broadcom)製で、ThinkPadでも採用されているメジャースタックの1つだ(写真=左)。無線LAN機能のオン/オフは「Fn」+「F2」キーで行う(写真=右)。4パターンのトグル動作になっており、オフ、無線LANのみオン、Bluetoothのみオン、無線LANとBluetooth両方ともオンの選択ができる

 拡張インタフェースとしては、USBポートを左右に分散して3つ、アナログRGB出力、SDHC対応のSDメモリーカードスロットを持つ。機能的には901-Xとほぼ同等で、Netbookとしてはネットワーク機能が特に充実しており、コネクタ類の配置も不満を感じるところはない。

tm_0812_1000hx_05.jpgtm_0812_1000hx_06.jpg 前面にはインタフェースがなく、すっきりした外観だ(写真=左)。バッテリーパックを内蔵する背面部は38ミリと厚みがある(写真=右)

tm_0812_1000hx_07.jpgtm_0812_1000hx_08.jpg 左側面には通風口、有線LAN、1基のUSB 2.0、サウンド関連、ロック用コネクタを配置(写真=左)。右側面にはSDHC対応のSDメモリーカードスロット、2基のUSB 2.0、アナログRGB出力、ACアダプタ接続用のDC入力が並ぶ(写真=右)

 製品パッケージにはACアダプタに加え、ソフトケース、USB接続の光学式マウスが含まれる。ACアダプタは901-Xと同様にコンパクトサイズで、コンセント側のケーブルも一般的なメガネタイプのコネクタと携帯性がよい。日本向けにきちんとカスタマイズされているのは好印象だ。

tm_0812_1000hx_09.jpgtm_0812_1000hx_10.jpgtm_0812_1000hx_11.jpg 付属のリチウムバッテリーは容量7.4ボルト 6600mAhの6セルタイプで、ACアダプタは突起部を除くサイズが35(幅)×85(奥行き)×26(高さ)ミリ、電源ケーブル込みの重量が約215グラムと小型軽量だ(写真=左)。本体サイズに合わせたソフトケース(写真=中央)や、USB接続の光学式マウス(写真=右)も付属する

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