4Gバイトメモリに64ビットOSを搭載した主力AVノート――「VAIO type F」2009年PC春モデル

» 2009年01月06日 14時00分 公開
[ITmedia]

基本スペックを底上げした春モデル

 アスペクト比16:9の16.4型ワイド液晶を搭載した「VAIO type F」シリーズは、これまで3モデルが店頭向けとして存在したが、2009年春モデルでは、最下位機種の「VGN-FW30B」がなくなり、上位機種の「VGN-FW72JGB」とその下位機種となる「VGN- FW52JB」の2モデルでラインアップを構成する。実売価格はVGN-FW72JGBが約22万円、VGN-FW52JBが約20万円と従来モデルから1万円程度安くなる見込みだ。

上位機種の「VGN-FW72JGB」(写真=左)と下位機種の「VGN-FW52JB」(写真=右) VGN-FW72JGBに付属するリモコンは「VAIOリモコンブラウザー」に対応する

 2009年春モデルではメモリ容量が標準で4Gバイトと増え、それに伴なって導入されるOSがWindows Vista Home Premium(SP1)の64ビット版に変更された。また、基本スペックも強化され、搭載するCPUが従来のCore 2 Duo P8400(2.26GHz)からCore 2 Duo P8600(2.40GHz)と変更されている。HDDの容量も、上位機種のVGN-FW72JGBで400Gバイト、下位機種のVGN-FW52JBで320Gバイトとそれぞれ増えた。

 上位機種のVGN-FW72JGBでは、「VAIOリモコンブラウザー」を搭載した。これは、HDMIで大画面テレビに接続している状態で、テレビの画面にWebページを表示しながらWebブラウジングがリモコンでできるようになる機能だ。

 そのほかの基本スペックは2008年秋冬モデルをほぼ踏襲している。GPUにはMobility Radeon HD 3470を搭載し、IEEE802.11a/b/g/n(ドラフト2.0準拠)対応の無線LAN機能とBluetooth 2.0+EDRを標準装備する。なお、上位機種のVGN-FW72JGBが地デジチューナーを搭載し、下位機種のVGN-FW52JBが搭載しないという違いも2008年秋冬モデルと同様だ。

 VAIOオーナーメードモデルでは、店頭モデルで用意されていない動作クロック2.93GHzのCore 2 Duo T9800やMobility Radeon HD 3650(グラフィックスメモリは512Mバイト)が選択できるほか、メモリ容量でも8Gバイト まで搭載できるようになるなど、さらにハイスペックな構成が実現する。上位構成となるVGN-FW92系列では、1920×1080ドット表示に対応したフルHD液晶や500GB容量のHDD(4200rpm)も選択肢として用意される。

VAIOノートPC店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
VAIO type F VGN-FW72JGB 2スピンドル 64ビットOS採用 Core 2 Duo P8600(2.4GHz) 4096MB(DDR2) 400GB 64ビット版Home Premium(SP1) 22万円前後
VGN-FW52JB 2スピンドル 64ビットOS採用 Core 2 Duo P8600(2.4GHz) 4096MB(DDR2) 320GB 64ビット版Home Premium(SP1) 20万円前後
VAIOノートPC店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
VAIO type F VGN-FW72JGB 16.4型ワイド 1600×900 Intel PM45 BD-R/RE対応Blu-ray Disc Mobility Radeon HD 3470 地デジ×2 約3.2キロ
VGN-FW52JB 16.4型ワイド 1600×900 Intel PM45 BD-R/RE対応Blu-ray Disc Mobility Radeon HD 3470 約3.1キロ


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