NVIDIAの最上位GPU「GeForce GTX 295」を搭載したグラフィックスカードが、1月9日から発売された。価格は5万円弱から6万円前後で、入荷数が少なかったこともあり、発売日当日のうちに入手困難となっている。
※記事初出時、GeForce GTX 295の発売時期を11月9日と記載しておりました。正しくは1月9日です。おわびして訂正いたします。
GeForce GTX 295は2個のGPUを組み合わせたモデルで、リファレンスでのコアクロックは576MHz×2個、メモリクロックは1.998GHzで、GDDR3を896Mバイト×2個搭載。同カード2枚でQuad SLIに対応する。
初日に入荷が確認されたのは、GALAXYとZOTAC、Palit、玄人志向、InnoVISIONだが、多くはすぐに売り切れたため、ほとんど店頭に並ばなかった。追ってMSIやXFX製のカードも登場したが、こちらも即日完売の状態だ。現在は玄人志向の「GF-GTX295-E1792HW/HD」が、ごく少数残るのみとなっている。
パソコンショップ・アークは「開店前から数人のユーザーが並んでおり、すぐに売り切れました。とはいえ、来週以降に再入荷すると思いますので、すぐに品薄状況は打破できるでしょう」と語っていた。
実際、ある店員さんは「最上位GPUといっても、GeForce GTX 280と比べて圧倒的な差があるわけではありません。少しでも高性能なら手を出す一部のハイエンドユーザーを除いて、それほど強力な魅力はないでしょう。初回にコアなユーザーが飛びついたあとは、すぐに落ち着くと思います」とも予想している。
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