これからのビジネスプロジェクターは「カラーの明るさ」で選ぶ!(1/2 ページ)

会議やプレゼンでの情報伝達・共有の手段として欠かせないプロジェクターは、製品の質が業務の効率アップに直結するといっても過言ではない、ビジネスにおいて重要なデバイスだ。では、今後はどのようなプロジェクターを選ぶべきなのか? その答えの1つとして、エプソンは「カラーが明るい」プロジェクターを提案している。

» 2009年02月07日 00時00分 公開
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プロジェクター選びの盲点、それは……

プロジェクターの選択基準は画質、使い勝手、コストの3つに大別できるが、見落としはないだろうか?

 数あるプロジェクターの中から、利用環境にベストマッチな1台を選び出すためにはどのようなポイントをチェックすればよいだろうか? 選択基準としては、解像度と明るさ(ルーメン)に代表される「画質」、本体サイズや搭載する機能などの「使い勝手」、そして価格に見合った利便性が得られるかという「コスト」の3つに大別できるが、実は思わぬ盲点が存在する。それが画質における「カラーの明るさ」だ。

 もっとも、「カラーの明るさ」と聞いても多くの人はピンと来ないに違いない。それでは具体例から見ていこう。会議やプレゼンテーションでプロジェクターを利用した際、以下のようなトラブルを経験したことはないだろうか?

こうしたプロジェクターのトラブルはなぜ発生する!?

ケース1: カタログを見て十分な明るさのプロジェクターを買ったはずだが、実際に映像を表示したら予想より暗かった。

ケース2: 相手を飽きさせないようにカラーのプレゼン資料を作り込んだつもりが、プロジェクターでは思うような色が出ず、表示が見にくくなってしまった。

ケース3: 説得力を増すために苦労して動画や写真入りの資料を作ったが、プロジェクターで表示したところ、映像の表示品質が低く内容が伝わらなかった。



 こうした問題にはさまざまな原因が考えられるが、資料の作成に使ったPCのディスプレイと、プレゼンに用いたプロジェクターの明るさや発色が違うことを考慮していないために発生することが多い。

 そもそも画面自体が発光するPCのディスプレイと、スクリーンや壁に光を投写するプロジェクターでは表示の方式が異なるため、完全に同じ見た目にはならない。プロジェクターは投写するスクリーンの特性や部屋の暗さによって映像の見え方が変わるため、その変化量を吸収できるように、カラーのプレゼン資料を作る場合、スライド内の各要素は色分けを明確に、背景とのコントラストは高めにしておくのがベターだ。

 とはいえ、実際のビジネスシーンでは時間的な制約も多く、資料作りにそこまで気を配るのは現実的ではない。月に数回プロジェクターを使う程度では、発色や明るさの違いを事前に把握しておくのも困難だろう。そこで注目したいのが前述の「カラーの明るさ」だ。カラー表示が明るい最新のプロジェクターを使用することで、PCのディスプレイに近い見栄えでプロジェクターの表示が行えるようになる。以下はカラーが暗い製品と明るい製品の表示イメージだが、2つを見比べてみれば、その差は歴然としている。


左の2枚はカラーが暗いプロジェクターの表示イメージ、右の2枚はカラーが明るいエプソン製3LCDプロジェクターの表示イメージ。右の3LCD方式はカラー画像全体が明るく、暗部の階調やカラーバランスもしっかり再現できていて見やすい点に注目だ。 ※上記の比較画像は、3LCD方式のカラー画像の明るさを伝える表示イメージです

 このようにカラー表示が明るいプロジェクターを選べば、ユーザーの意図をより明確に伝達・共有でき、ディスプレイとプロジェクターの映り方の違いを考えるより、資料の内容やプレゼンの構成を吟味することに時間を回せるため、非常に有意義だ。無論、それは作業効率のアップにとどまらず、資料を見た相手への高評価にもつながり、ひいてはビジネスの成功へと通じる。

カラーの明るさを判断できる新指標が登場

プロジェクターの明るさ(ルーメン)は白100%をスクリーンに投写し、画面を9分割して測定した平均値だ

 では、カラーの明るさは何をもって優劣を判断すればよいのだろうか? プロジェクターにちょっと詳しい人であれば、カタログに記載された「ルーメン(lm)」の値が大きいほど明るいことを知っているだろう。しかし、この値だけでカラーの明るさを判断することは難しい。なぜなら、カタログのルーメン値はスクリーン全面に白色を投写した最も明るい状態のスコアであり、同じルーメン値をうたった製品でもカラーの明るさには差があるのが現状だからだ。

 これはつまり、実際にユーザーが投写する映像はほとんどの場合がカラーなのに、カラーの明るさを製品間で比較できるような指標がなかったことを意味する。冒頭でカラーの明るさを盲点と述べたが、製品選択の基準として重要でありながら、今まであまり知られてこなかった背景には、こうした理由があるのだ。

 カタログで示された明るさのスペックとユーザーの利便性が一致しないのは何とも歯がゆいが、ビジネスプロジェクター市場をリードするエプソンはこの現状を打破すべく、2009年1月末よりカタログ表記を改めている。エプソンは独自に「カラーの明るさ」の測定方法を定め、2009年1月末よりカタログに「白の明るさ」と「カラーの明るさ」を併記することで、よりユーザーメリットの高い選択基準を提供しているのだ。

 カラーの明るさの測定方法とは、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色で構成されるカラーパターン3種類をスクリーンに投写し、その明るさ(ルーメン)の値を合計するというもの。RGBの3色を測定する理由だが、プロジェクターは光の3原色であるRGBを混合することですべての色を表現できる加色混合のデバイスで、RGBの各色を計測すればカラーの明るさが分かるからだ。また、通常PCから入力されるフルカラーの映像信号はすべてRGBの色情報(白の場合でも映像信号はR=255、G=255、B=255)なので、RGBの各色を測定すれば、映像信号が正しく再現できているかを判別することができる。

エプソンによるカラーの明るさ測定では、光の3原色であるRGBのカラーパターン3種類をスクリーンに投写して9カ所の明るさを測定し、3回の測定結果を合計する(写真=左)。プロジェクターやディスプレイは加色混合のデバイスなので、RGB 3色の組み合わせでフルカラーを表現でき、3色が100%で混じり合うと白になる(写真=右)。なお、反対に、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を組み合わせることで色を表現(全色を混ぜ合わせると黒)するプリンタは、減色混合のデバイスと呼ばれる

エプソン オフィリオプロジェクターの新しい「明るさ」表記
明るさ 全白 3000ルーメン
カラー 3000ルーメン

 測定された明るさの値は、エプソンのカタログ上で右表のように記載される。値を見れば分かる通り、エプソン独自の測定法ではカラーの明るさが全白の明るさと同じ表記になるため、値が違うことで混乱するようなことはない。エプソンが推進する3LCD方式のプロジェクターは、機体内部でRGB各色専用に3枚の液晶パネルを使用することで、投写するコンテンツ全体のカラーバランスや、RGB各色の彩度の高さを実現している。

 一方、単板構造を採用し、色合成にRGBの3原色以外の色を使用する他方式のプロジェクターは構造上、投写するコンテンツ全体のカラーバランスにばらつきがあり、色域が狭く、カラーの明るさは全白の明るさより暗くなりがちだ。先に挙げた「十分な明るさのプロジェクターを買ったはずが、使ってみたら意外と暗かった」というトラブルは、こうした全白とカラーの明るさが違いすぎることに起因する可能性も高い。

 カラーの明るさが優秀な製品を選択したいなら、まずはエプソンのオフィリオプロジェクターを検討してみるといいだろう。他社に先駆けてプロジェクターにおけるカラーの明るさに着目しただけあって、その品質は折り紙付きだ。プロジェクターにおけるカラーの明るさに関しては業界標準の測定法がない状況だが、今回エプソンが始めた試みはユーザーにとってメリットが大きいため、これを契機にカラーの明るさを横並びで比較できる指標が普及してほしいと願う。

オフィリオプロジェクターの最新モデル「EB-1735W」での表示例。3LCD方式により、カラーの明るさが高いレベルにある。冒頭で掲載した写真は、一般的なアスペクト比4:3、解像度XGA(1024×768ドット)での投写例だが、EB-1735Wはアスペクト比16:10、解像度WXGA(1280×800ドット)の高解像度ワイド画面なので、各要素を余裕を持って配置できたり、より多くの情報量を表示できる点に注目してほしい

 次のページでは、カラーが明るいオフィリオプロジェクターの中でも用途別におすすめのモデルをピックアップして紹介しよう。

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提供:エプソン販売株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年3月6日