新しいパーツを安く手に入れる究極の手段――「中古買い取り」の現状古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2009年02月09日 16時22分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「ニッチ層狙いなのかも」――省電力でカエルつきの新型Core 2 Quadが登場

インテル「Core 2 Quad Q9550S/Q9400S/Q8200S」

 既存のCore 2 Quadの価格改定がなされた1月中旬以降、まもなくの登場がウワサされていた新シリーズが2月7日にようやく店頭に並んだ。低消費電力版の「Core 2 Quad Q9550S/Q9400S/Q8200S」の3モデルで、価格は順に3万6000円〜4万円、3万2000円前後、2万4000円前後となる。在庫は少数というショップが多かった。

 新型Core 2 Quadは、TDPが従来の95ワットから65ワットに下がっているのが特徴で、そのほかのスペックは末尾の「S」が付かないモデルと基本的に同じだ。3モデルともにFSB 1333MHzで動作し、クロック数とL2キャッシュはQ9550Sで2.83GHz/12Mバイト、Q9400Sで2.66GHz/6Mバイト、Q8400Sで2.33GHz/4Mバイトとなる。

 入荷した多くのショップは「TDPにこだわる一部の層に売れるが、全体的なヒットにはならないだろう」と予想している。フェイス本店は「TDPが低いといっても、実同時の電力にはそこまでの差はないとの評判です。そのうえで、Sなしモデルよりも5000円程度高いので、購入する人は限られてくるでしょうね」と語る。

 また、ドスパラ秋葉原本店も「1月の価格改定でCore 2 Quadを購入した人が大勢います。いま新製品を出しても、潜在的な購入層は少ないでしょう。まあ、バリエーションモデルとして売っていくことになると思います」と話していた。

 なお、パッケージには従来描かれていなかったカエルのイラストがついているのも特徴となっている。ツートップ秋葉原本店は「何でしょうね。何の象徴でしょうか。まあ、ユーザーに浸透すれば“カエル”の通り名がつく可能性は大でしょう」と、特に気にもとめていない様子だった。

新型Core 2 Quadのパッケージに描かれたカエル(写真=左)。従来のCore 2 QuadはQ9600を中心にヒットを続けている(写真=右)

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