3月6から7日にかけて、OSZのSSD「Vertex」シリーズに属する2モデルが登場した。120Gバイトの「OCZSSD2-1VTX120G」と60Gバイトの「OCZSSD2-1VTX60G」で、価格は順に4万円前後と2万2000円前後。入荷数が少なく、すでに入手困難な状況となっている。ただし、「早ければ翌週にも再入荷します。可能性は半々ですが……」(クレバリー1号店)とのことだ。なお、今回登場した2モデルのほか、250Gバイトと30Gバイトモデルもラインアップされている。
Vertexシリーズは新開発のMLC型SSDで、64Mバイトのバッファを搭載するなどして、実効速度を高めているのが特徴だ。公称値では「OCZSSD2-1VTX120G」のリード最速スピードは250Mバイト/秒、ライトは180Mバイト/秒となる。パソコンショップ・アークは「スペックでは他社の高速モデルと同等の速さとなりますが、実際は頭ひとつ抜けて速いという評判もあります。3月第1週の新製品では一番の注目株ですね」と語る。
前評判の高さから「在庫が潤沢にあっても、好調に売れていたと思います」(T-ZONE.PC DIY SHOP)と、各ショップの期待値も高い。しかし、これは単に転送速度だけの話ではない様子だ。
ソフマップ秋葉原本館は「60Gバイトで1万円前後のSSDはたくさんありますが、そうした低価格モデルのうちいくつかは、“プチフリーズ”といいますか、突然しばらく動作しないトラブルが発生しているようです。それを経験してしまうと、ある程度高くても信頼性の高いメーカーのSSDが欲しくなるわけです。そうした理由で、OCZやインテルのSSDは法人以外にも好調に売れていますね」と語っていた。
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