レビュー
» 2009年03月31日 11時30分 公開

この静けさはクセになる:デルが放つファンレスノートPC第3弾「Inspiron Mini 10」を360度チェックした(後編) (1/2)

低価格のNetbookとはいえ、性能やバッテリーの駆動時間は気になるところだ。デルの新製品を早速チェックした。

[田中宏昌(撮影:矢野渉),ITmedia]

試作機でベンチマークテストを実施

 デルが新たに投入した「Inspiron Mini 10」だが、CPUは開発コード名「Silverthorne」と呼ばれる低消費電力のAtomを採用した「Inspiron Mini 12」と共通だ。しかし、HDDはパフォーマンスに難がある1.8インチではなく2.5インチのSerial ATAタイプを搭載し、OSもWindows XP Home Edition(SP3)となっている。ここでは、現時点で選べる最高スペックを備えた試作機でベンチマークテストを行った。試作機のため製品版とは異なる可能性もあるが、購入の目安にしてほしい。

10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載した「Inspiron Mini 10」
店頭モデルは日本語キーボードのみだ
英語キーボードは直販のBTOメニューで選べる


2.5インチのSerial ATA HDDを搭載

アクリルパネルをはめ込んだ10.1型ワイド液晶ディスプレイを採用する

 詳細は上の関連記事に譲るが、本機はInspiron Mini 12と同様、グラフィックス機能を統合したIntel SCH(システム・コントローラー・ハブ:Intel AF82US15W)のチップセットをはじめ、CPUとメモリを専用モジュールで提供しているのがポイントだ。そのため、メモリの増設はユーザーレベルで行えない。

 逆にHDDは前述の通り9.5ミリ厚の2.5インチタイプで、底面にある3本のネジを回してキーボードユニットを取り外すことでアクセスできる。BTOでは160Gバイトか120Gバイトバイト(5400rpm)の選択肢が用意されているが、将来的にはさらに大容量なドライブも追加される予定だ。キーボードは主要キーで17.5ミリピッチを確保し、30ミリリットルまでの水滴からPCを保護する生活防水機能を備えているという。

 ボディサイズは260(幅)×180(奥行き)×16〜28(厚さ)ミリ、重量が約1.17キロ。ボディの形状はとフラットで持ち運びやすい。10.1型のワイド液晶ディスプレイは「Edge-To-Edgeスクリーン」と呼ばれる光沢タイプで、解像度は1024×576ドットか1366×768ドットを選べる。

 それでは、評価機の仕様をチェックしていこう。

CPU-Z 1.50の画面。Atom Z530(1.6GHz)を搭載している(写真=左)。チップセットはInel SCHだ(写真=中央)。1GバイトのDDR2メモリを採用する(写真=右)

Intel Graphics Media Accelerator 500のプロパティ画面

システムのプロパティ画面(写真=左)。HDDの構成(写真=中央)で、リカバリ領域はなく、CDメディアが付属する。液晶ディスプレイ上部にWebカメラを内蔵し、ビデオチャットなども気軽に行える(写真=右)

評価機には「Dell Dock」が付属せず、CyberLink製のマルチメディアランチャ「Dell Media Experience」が導入されていた(写真=左)。音楽ファイルの再生(写真=中央)や、静止画/動画の再生などが行える(写真=右)

クリックボタンを組み込んだタッチパッドを搭載する(写真=左)。ジェスチャーやマルチタッチ操作に対応したElantech Devicesの多機能ドライバが導入済みだ(写真=中央)。Realtek製のサウンドユーティリティで音質を調整できる(写真=右)

Bluetooth 2.1+EDRのモジュールはBroaedcom製だ

デバイスマネージャの画面

 次のページでは、ベンチマークテストでシステムパフォーマンスやバッテリーの駆動時間をチェックする。

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