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» 2009年04月07日 14時00分 UPDATE

2009年PC夏モデル:64ビット化、カラバリ、BD作成ソフトに注力――ソニー「VAIO」夏モデルが始動 (1/2)

国内大手メーカーの2009年PC夏モデルは、ソニーが先陣を切った。64ビット版Vistaの採用をエントリー機まで広げ、BD作成ソフトの機能を強化している。

[前橋豪,ITmedia]

VAIOノート新モデルの特徴

ラインアップ

  • 新シリーズの投入は見送り
  • VAIO type Nの直販モデルがフルCTOに対応
  • VAIO type Nの直販モデルに新色のゴールドを追加
  • VAIO type Cの直販モデルに3色のクロコダイル柄を追加
  • VAIO type Sの直販モデルに新色のサンシャインゴールドを追加

ハードウェア

  • VAIO type NCSの全モデルに4Gバイトのメモリを標準搭載

ソフトウェア

  • VAIO type NCSの全モデルに64ビット版Vista Home Premium(SP1)を採用
  • Blu-ray Discドライブ搭載モデルにBD-Live対応のBD作成ソフトを用意

VAIOデスクトップ新モデルの特徴

ラインアップ

  • 新シリーズの投入は見送り

ハードウェア

  • VAIO type LJの全モデルに4Gバイトのメモリを標準搭載
  • VAIO type Lの全モデルに1TバイトのHDDを装備
  • VAIO type L最上位機のGPUをGeForce 9600M GTに強化
  • VAIO type JのCPUをPentium Dual Core E5200(2.5GHz)に高速化

ソフトウェア

  • VAIO type LJの全モデルに64ビット版Vista Home Premium(SP1)を採用
  • Blu-ray Discドライブ搭載モデルにBD-Live対応のBD作成ソフトを用意


売れ筋モデルを中心にリニューアル

tm_0904vaio01.jpg シンプルな構成が特徴の15.4型ワイド液晶搭載エントリーノートPC「VAIO type N」

 ソニーは4月7日、VAIOの2009年夏モデルを発表した。ノートPCは、15.4型ワイド液晶を備えたエントリー機「VAIO type N」、デザイン重視の14.1型ワイド液晶搭載機「VAIO type C」、13.3型ワイド液晶を装備したモバイル機「VAIO type S」をラインアップ。デスクトップPCは、24型/20.1型ワイド液晶一体のAV機能重視マシン「VAIO type L」、20.1型ワイド液晶一体のエントリー機「VAIO type J」の新モデルを投入する。4月18日から順次発売する予定だ。

 いずれも既存製品のマイナーバージョンアップにとどまり、新シリーズは登場しなかったが、2009年春モデルで他社に先駆けて開始したWindows Vista Home Premium(SP1)の64ビット化がエントリークラスの製品にまで拡充されているのが目を引く。それとともに全機でメインメモリの標準容量が4Gバイトに増え、Blu-ray Discドライブ搭載機ではBDオーサリングソフトの機能が強化されたほか、ソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルでは新色と新柄が加わるなど、小幅ながら進歩が見られる。

 なお、ソニーは毎シーズン、VAIOの新機種を数回に分けて発表しており、今回はノートPCとデスクトップPCの売れ筋モデルが中心だ。アナウンスされなかった機種については、後日モデルチェンジが行われる製品もあると予想される。

tm_0904vaio02.jpgtm_0904vaio03.jpg 豊富なカラーバリエーションを誇るデザイン重視の14.1型ワイド液晶搭載ノートPC「VAIO type C」(写真=左)。女性ユーザーも視野に入れた13.3型ワイド液晶搭載のモバイルノートPC「VAIO type S」(写真=右)

tm_0904vaio04.jpgtm_0904vaio05.jpg コストパフォーマンスを重視した20.1型ワイド液晶一体型PC「VAIO type J」(写真=左)。地デジチューナー2基を内蔵した24型/20.1型ワイド液晶一体型PC「VAIO type L」(写真=右)

個人でネットワーク対応BDディスクを作成可能に

 新モデルで注目したいのが、Blu-ray Discドライブ搭載機に付属するBDオーサリングソフト「Click to Disc Editor」がVer.2.0にバージョンアップしたことだ。写真管理ソフト「PMB」(Picture Motion Browser)から同ソフトを直接起動でき、BDのネットワーク拡張機能であるBD-Liveに対応したディスクを作成可能になっている。ソニーによれば、パーソナルコンテンツ用にBD-Live対応ディスクを作成できるソフトは世界初という。

 作成できるBD-Liveディスクは2種類で、1つはユーザーが写真を登録したオンラインアルバムにアクセスする機能を持つディスク、もう1つはGPS付きデジタルカメラ/ビデオカメラで撮影した映像にオンラインから取得した地図情報を添えて表示する機能を備えたディスクだ。この2つの機能は1枚のディスク内に共存できる。

 対応するオンラインアルバムはPicasaウェブアルバムとWindows Live FrameItの2つだが、Windows Live FrameItのサポートと地図情報の取得機能は発売後のアップグレードで実装される予定だ。取得した地図情報は、地図上に映像素材を表示するマップビューと、映像素材上に地図を小さく重ねて表示するマップウィンドウの2つの表示方法が選択できる。

 作成したディスクは、BD-Liveに対応した民生用のBDプレーヤーで再生可能だ。ウェブアルバムや地図情報の表示はリモコンから行える。もちろん、BDドライブ搭載VAIOにプリインストールされる動画再生ソフト「WinDVD BD」でも再生できる。

tm_0904vaio06.jpgtm_0904vaio07.jpg BDプレーヤーからオンラインアルバムにアクセスできるBD-Liveディスクを作成できる(写真=左)。GPS付きデジタルカメラ/ビデオカメラで撮影した映像を、オンラインから取得した地図上に表示するマップビュー機能(写真=右)。GPS情報の編集はPMB側で行う仕組みで、PMB内の映像コンテンツにGPSの位置情報が付いていれば、BDに書き込む際に自動的にマップビュー機能が追加される

直販モデルはゴールドやクロコダイル柄を追加

 店頭モデルの変更点は、OSの64ビット化やメインメモリの増量など、基本スペックの底上げに終始しているが、ソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルでは従来以上に派手なカラー/デザインバリエーションが追加されているのがポイントだ。

 VAIO type Nにはゴールド、VAIO type Sにはサンシャインゴールド、そしてVAIO type Cにはレッド、ピンク、ブラウンの3色のクロコダイル柄(素材は革ではなく、樹脂に型押ししたもの)が用意され、店頭モデルとは違った雰囲気に仕上がっている。

 なお、カラーやデザイン以外のトピックでは、今回からVAIO type Nの直販モデルが仕様のフルカスタマイズに対応した(従来はCPU、メモリ、GPU、Officeの有無くらいしかカスタマイズできなかった)。

tm_0904vaio08.jpgtm_0904vaio09.jpg VAIO type N直販モデルのゴールド(写真=左)。VAIO type S直販モデルのサンシャインゴールド(写真=右)

tm_0904vaio10.jpgtm_0904vaio11.jpgtm_0904vaio12.jpg VAIO type C直販モデルのクロコダイル柄は5月中旬の発売予定。左から、レッド、ピンク、ブラウン

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