ゴールデンウィークはクルマに乗って何かしよう、みたいな──万能車載PCアーム「DN-ARM521」なんだか“微妙”なヤツを試してみよう(2/4 ページ)

» 2009年04月24日 18時27分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

よくある“自作モノ”とはここが違う

photo ジョイントノブの中にギアがあり、角度が不意にずれることはない

 なにより、180度ほど回転する関節を固定する3つのジョイントノブとクイックリリース付きの角度調整機構がなかなかよくできている。ジョイントノブの内部にギアとバネが入っており、ノブを締めるとギアがかみ合って適切な角度でしっかり固定できる。ノブをゆるめるとバネの力で互いを押し広げてギアが外れ、スムーズに角度を調整できる仕組みだ。ここが“自作”では実現しにくい、DN-ARM521のメリットの1つといえる。

 角度調整機構はトレーや2本のアーム、マウント部に備わり、それぞれ360度の回転とアームの長さ調整、そしてトレーと本体を着脱する機能を担う。各アームはそれぞれ約9センチの長さを調整でき、最大78.5センチの高さまで伸びる。


photophoto アームの角度や向き、長さ調整機構を駆使し、「おおむねOK」なところへ容易に配置できる

 トレーを固定したら、やや角度を付けてノートPCを動画観賞用のモニターにするもよし、水平にして食事テーブルにするもよし。何を載せるかはもう自由だ。

photophotophoto ノートPCは付属する2本のベルクロテープで固定できる。なお、デジタルカメラやビデオカメラも設置したい場合は、上位モデルの「DN-ARM300C」(1万2999円)を選ぶとよい。ここでは、DN-ARM521にスリックの「クランプヘッド38」を設置して雲台の機能を追加した
photophoto ノートPCはベルクロテープで巻き付けて固定できる。トレーの下端にあるL字状のストッパーにはショック吸収テープが貼ってある(使用PC:8.9型ワイド液晶の初代Aspire one)

 本体の設置はシートのかなり太いボルトに共締めする仕様だが、1点で固定するので、載せるものが重いほど、そしてアームを高く設置するほど不安定になるので注意したい。また、DN-ARM521のアームを伸ばして、かつ何かを載せて運転するのは大変危ないので、勧められない。

 上海問屋の「使用上の注意・免責事項」によると、

  • 運転や安全装置の妨げになる場所には設置しないでください。
  • テーブル等に固定する際は、落下しないよう確実に固定してください。
  • 本品を使用するにあたり発生した損害は、理由を問わず一切保証しかねます。

 となっている。


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