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» 2009年05月07日 10時45分 UPDATE

MacBook Air Trilogy I:やっぱり気になるMacBook AirのSSD/HDDモデルをチェックした (1/2)

アルミ削り出しのボディを一足先に採用し、何かと話題に上るMacBook AirのSSDモデルとHDDモデルを比べてみた。

[王深紅(撮影:矢野渉),ITmedia]

MacBook AirのSSDモデルとHDDモデルを比べる

ht_0905ma01.jpg 内部システムを改めた新型MacBook Air

 2008年1月に厚さ2センチを切るスリムボディのノートPCとして登場した「MacBook Air」。酸化皮膜処理を施したアルミニウムのボディ(のちにユニボディと命名)、LEDバックライトを採用して薄型化を図った液晶ディスプレイ、上位モデルでは標準でSSDを採用し、現行のMacシリーズで最も軽量なモデルとして注目を集めた。2008年10月にはチップセットをインテルからNVIDIAに変更するというモデルチェンジを行い、パフォーマンスの強化を図った。ここでは、以前に掲載した「Mac mini Trilogy」と同様、Mac OS X Leopard、Windows XP、Windows Vista環境でテストしたリポートをお届けする。まずはMac OS X編だ。

 ボディサイズが325(幅)×227(奥行き)×4〜19.4(厚さ)ミリ、重量が約1.36キロというスペックは従来モデルを継承しているが、内部のシステムは一新された。まずチップセットはIntel GS965 ExpressからNVIDIA GeForce 9400Mになり、内蔵グラフィックスコアもIntel GMA X3100から3Dの描画性能が大きく向上した。CPUもMerom(開発コード名)コアの低電圧版Core 2 DuoからPenryn(開発コード名)となってFSBが800MHzから1066MHzに引き上げられ、2次キャッシュも4Mバイトから6Mバイトに増量し、動作クロックも1.8GHzから1.86GHz(上位モデルの場合)に微増している。メインメモリはオンボード2Gバイトのままだが、DDR2からDDR3になって動作電圧が下がり、同時に667MHzから1066MHzに高速化しているは見逃せない。

 話題を集めた極端に割り切ったインタフェースは、USB 2.0×1、Micro-DVI、ヘッドフォン、モノラルスピーカーと無指向性のマイク、内蔵カメラ「iSight」から、Micro-DVIがMini DisplayPortに切り替えられたのみだ。ネットワーク関連はAirMac Extreme(802.11nドラフト)とBluetooth 2.1+EDRを内蔵し、有線LANポートを持たないのも従来モデルと共通である。

ht_0905ma02.jpg 液晶ディスプレイ天面にアップルロゴが位置する
ht_0905ma03.jpg 底面はフラットで、角が丸みを帯びているのでスリムに感じる
ht_0905ma04.jpg Mini DisplayPortが標準装備となったが、アダプタは別売だ


MacBook Airの主なスペック
モデル名 1.86GHz MacBook Air(MB940J/A) 1.6GHz MacBook Air(MB543J/A)
CPU Core 2 Duo SL9400(1.86GHz) Core 2 Duo SL9300(1.6GHz)
メモリ 2Gバイト(DDR3)
チップセット GeForce 9400M
液晶ディスプレイ 13.3型ワイド光沢
画面解像度 1280×800ドット
ストレージ 128GバイトSSD 120GB HDD(4200rpm)
有線LAN
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n(nはドラフト準拠)
Bluetooth Bluetooth 2.1+EDR
USB USB 2.0×1
外部出力 Mini DisplayPort×1
Webカメラ
バッテリー リチウムポリマー(7.2ボルト37ワットアワー)
バッテリー駆動時間 約4.5時間
ボディサイズ 325(幅)×227(奥行き)×4〜19.4(厚さ)ミリ
重量 約1.36キロ
OS Mac OS X 10.5
Apple Store価格 29万8800円 21万4800円

13.3型ワイド光沢液晶ディスプレイやキーボードは従来機を継承

ht_0905ma05.jpg 13.3型のワイド光沢液晶ディスプレイを採用

 LEDバックライトを採用した液晶ディスプレイは、13.3型ワイド光沢で1280×800ドットという解像度も変わりない。光沢タイプながら画面への映り込みはよく抑えられており、上下方向の視野角は狭いものの、左右方向は角度をつけると多少黄ばむ点を除けばそれなりに広く、実用上不満はない。

 キーボードは日本語配列に加えて、BTOオプションで米国仕様のUS配列キーボードを用意し、いずれもバックライトキーボードを内蔵する。トラックパッドはマルチタッチ操作に対応し、2〜4本指でのさまざまな操作が可能だ。もちろん、ピンチやスワイプ、回転といったジェスチャー機能も備えているが、クリックボタンと一体化されたMacBookやMacBook Proとは異なり、タッチパッド下部にクリックボタンがある分だけ、パッドのサイズが小さくなっている。それでも105(横)×63(縦)ミリとゆとりがあり、ジャスチャー操作もやりやすい。

ht_0905ma06.jpg キーとキーの間が3ミリ空いているのでタイプミスをしにくい。Apple StoreではUSキーボードも選択可能だ
ht_0905ma07.jpg トラックパッドの設定画面。発売当初は未対応だったが、現在では4本指での操作もサポートしている
ht_0905ma08.jpg キーボードバックライトを内蔵する。発光時間は設定画面で「しない/5秒〜5分」まで指定できる

ht_0905ma09.jpght_0905ma10.jpg 厚さ4ミリの前面右側に状態表示ランプ(スリープ時に点滅など)とApple Remoteの受光部(Apple Remote自体は別売)がある(写真=左)。背面下部に排気口がある(写真=右)

ht_0905ma11.jpght_0905ma12.jpg 左側面後部にMagSafeのコネクタがある(写真=左)。右側面のカバー内にヘッドフォン/オーディオ出力、USB 2.0、Mini DisplayPortの端子が用意されている(写真=右)

ht_0905ma13.jpg MacBook Air(手前)とMacBook(奥)のACアダプタ。どちらもウォールマウントプラグを電源ケーブルに交換可能だ
ht_0905ma14.jpg ACアダプタのケーブルは斜めに接続される。充電中はLEDランプがオレンジ色に、充電が終わると緑色に点灯する
ht_0905ma15.jpg MagSafeのコネクタ。磁石はPC本体側に内蔵されている

 次のページでは、ストレージの詳細やベンチマークテストの結果を見ていこう。

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