この価格なら買えるカモ──“SpursEngine”搭載ノートPC「Qosmio F50」の実力はYouTubeも超解像に(4/5 ページ)

» 2009年05月29日 16時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
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SpursEngineで「高速エンコード+超解像」

photo 録画済み番組はSpursEngineで再エンコード可能だ。現在のモードより、高圧縮な(ファイルサイズが小さくなる)録画モードにのみ使用できる

 SpursEngineは、多くの読者にとって「なにより動画エンコードの高速化」を期待するだろう。こちらはSpursEngineを搭載する従来モデルからサポートしていた機能だが、より求めやすい価格帯になった本機を試す上ではやはり欠かせない機能といえるので、改めてチェックしていこう。

 SpursEngineを用いる高速エンコードは、まず地上デジタル放送の録画とダビング機能で利用できる。録画時にMPEG-4 AVC/H.264の録画モードを選択できるほか、録画済みの番組を再エンコードすることも可能だ。録画時間の4分の1程度(60分番組の場合は約15分)と相当高速に再エンコードできる。録画する番組はとりあえず、劣化のないTSモードで録画し、番組の重要度などに応じて後から再エンコードして効率よく保存する──という使い方が適している。

 そして、プリインストールする映像編集ソフト「Ulead DVD Movie Writer 7」でも、MPEG-2やMPEG-4(H.264/AVC)出力(エンコード)時、SD動画をHD解像度にアップコンバート出力する際に、2つのモードの「超解像」機能を利用できる。特にアップコンバードはソースとなる映像によっては相当有効であり、“超解像”が大げさな表現でないと思える効果をもたらしてくれる。

photophoto 「Ulead DVD Movie Writer 7」のエクスポート機能で、MPEG-2とMPEG-4(H.264/AVC)の高速エンコードとファイル出力をサポートする
photophoto DVカメラで撮影したSD解像度の動画を、フルHD(1920×1080ドット)のMPEG-2データとしてアップコンバート出力した動画で、“超解像”の有効/無効を差を試す。左が超解像なし、右が「高画質モード」で超解像を使用。比較的動きが少ないシーンではあるが、やはり“超解像”を利用した方が圧倒的に解像感が高く、エッジ部分も不自然さがほとんどない。これはかなり効果がある

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