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» 2009年05月29日 19時30分 UPDATE

兄はエリート、弟は?:1600×900ドットで6万円台のプロ向けノートPC「HP ProBook」に肉薄した (1/3)

HPのアジア・パシフィック&日本向けイベントと同時に、日本でも発表された「HP ProBook」。エントリーモデルとは思えないボディに迫った。

[田中宏昌,ITmedia]

コンシューマー要素を盛り込んだビジネス向けエントリーモデル

 5月27日にリリースされた日本ヒューレット・パッカードのビジネス向けノートPCの「HP ProBook」だが、米Hewlett-Packardのアジア・パシフィック&日本地域向けイベントでは日本未発表のモデルが展示されていた。ProBookはビジネス向けノートPCのハイエンドモデル「HP EliteBook」シリーズの下位に位置付けられるエントリーモデルで、堅牢性や使いやすさはそのままに、ビジネス向けでは珍しくアスペクト比16:9のワイド液晶ディスプレイを採用するのに加え、カラーバリエーション展開が行われているのが特徴だ。

 現状、日本では15.6型ワイドの液晶ディスプレイを備えた「4510s/CT」と「4515s/CT」、および17.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載した「4710s/CT」が登場しているが、海外では14型ワイド液晶ディスプレイ搭載モデル「4510s」と「4515s」もラインアップされている。従来通り、型番末尾「0」はインテルプラットフォーム、「5」はAMDプラットフォームを採用しており、前者はIntel GM45/PM45/GL40 Express(日本はGM45/GL40のみ)チップセットを、後者はAMD 780MNチップセットを備えている。なお17型ワイドのみ、Intel PM45 Expressのチップセットと、Mobility Radeon HD 4330(512Mバイトのグラフィックスメモリ)のGPUを組み合わせている。

ht_0905hb01.jpg 17.3型のワイド液晶ディスプレイを搭載した「HP ProBook 4710s Notebook PC」
ht_0905hb02.jpg チクレットキーボードと名付けられたキーボード。米デュポン製のマイラーをキーボード下に挟むことで液体の浸入を防いでいる
ht_0905hb03.jpg 4710sのみテンキーを装備する。サイズは410.6(幅)×270(奥行き)×32〜40.5(高さ)ミリで、重量は約3.05キロだ

ht_0905hb04.jpght_0905hb05.jpg 前面左下にアクセスランプやメモリカードスロット、サウンド端子がある(写真=左)。背面はバッテリーのみだ(写真=右)

ht_0905hb06.jpght_0905hb07.jpg 左側面にギガビット対応の有線LAN、アナログRGB出力、HDMI端子、2基のUSB 2.0端子を用意する(写真=左)。右側面には2基のUSB 2.0に光学ドライブ、FAXモデムなどが並ぶ(写真=右)

全モデルにチクレットキーボードを導入

 画面解像度は17.3型ワイドが1600×900ドット、15.6型ワイドと14型ワイドが1366×768ドットで、4510sでは1600×900ドットも選択可能だ(海外モデルのみ)。また海外モデルでは光沢と非光沢のパネルが用意されるが、日本では非光沢のみの扱いだ。

 ビジネス向けモデルながら、コンシューマー的要素を色濃く反映しているのも見逃せない。ボディカラーはブラックとメルローという2色のバリエーション展開を図り(日本はブラックのみ)、キーボードもMacBookシリーズや一部のVAIOシリーズで導入されているキャラメル型のキートップを採用するほか、HDMI端子も標準で装備する。本機のキーボードは「チクレットキーボード」と呼ばれるもので、キートップ面が非光沢、下のユニットが光沢仕様になっており、キーのミスタッチを防ぐとともに、見た目も高級感のある仕上がりだ。

ht_0905hb08.jpg 14型ワイドモデルの「HP ProBook 4410s Notebook PC」。こちらはインテルプラットフォームを採用する
ht_0905hb09.jpg 4710sや4510s/4515sと違ってテンキーが省かれている
ht_0905hb10.jpg 底面はフラットですっきりとしている

ht_0905hb11.jpg 前面は4710sなどと同じ構成だ
ht_0905hb12.jpg 左側面にHDMIやアナログRGB出力端子を備える
ht_0905hb13.jpg 右側面には光学ドライブと2基のUSB 2.0端子がある

記事初出時、型番に一部間違いがありました。おわびして訂正します。

ビジネス向けの信頼性やユーティリティは完備

 もちろん、同社のビジネス向けノートPCに欠かせない、使いやすさや信頼性といった部分はきちんと継承されている。具体的には、OSを起動せずにメールや予定表、タスクなどをチェックできる「QuickLook 2」、セキュリティ情報を一元管理できる「HP ProtectToolsセキュリティマネージャー」、Windows上からBIOSを操作できる「BIOSコンフィグレーション」、BIOSパスワードを忘れた際にあらかじめ設定した3つの設問に答えることでアクセスが可能になる「HP SpareKey」、HDDの暗号化ツール「HP Drive Encryption」、HDDからファイル単位でデータを完全に消去できる「ファイルサニタイザー for HP ProtectTools」、そして不意の落下からHDDが破損してしまうのを防ぐ「3Dドライブガード」などが標準で装備される。

 そして何より、同社直販の「HP Directplus」で4515s/CTが5万9850円から、4510s/CTが6万4890円から、4710s/CTが6万9930円からという低価格が魅力だ。


ht_0905hb14.jpg 14型ワイドモデルの「HP ProBook 4415s Notebook PC
ht_0905hb15.jpg 落ち着いた色合いのメルロー。現時点での発売は未定だが、ぜひ日本でも発売してほしい
ht_0905hb16.jpg 赤と黒のコントラストが目を引く。タッチパッドはシンプルな2ボタンタイプだ

ht_0905hb17.jpght_0905hb18.jpg 前面(写真=左)や背面(写真=右)の構成は4710sや4515s/4510sと同じだ

ht_0905hb19.jpght_0905hb20.jpg 左側面には排気口やHDMI端子が用意される(写真=左)。光学ドライブやDC入力は右側面にある(写真=右)

ht_0905hb21.jpg キートップはChiclet(ガム)のような形状をしている
ht_0905hb22.jpg 電源ボタンの脇に用意されたQuickLook 2ボタン
ht_0905hb23.jpg OSを起動せずに約10秒で立ち上がるQuickLook 2。メールや予定表のチェックに適している

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