台湾Acerは6月2日、Androidを採用した新たなNetbookを開発すると発表。2009年第3四半期の投入を目指す。
同社はAspire oneシリーズで知られる主要Netbookベンダーの1社。Netbookは携帯性やインターネットとの親和性を軸に開発され、HSPAやWiMAXモジュールといったワイヤレスWANの統合も進んでいる。
Androidは、OSとミドルウェア、そして主要なモバイルアプリケーション(Firefoxブラウザなど)を含むかたちで提供され、サードパーティの開発者もアドオンとしてアプリケーションをカスタマイズし、統合できる。携帯電話・スマートフォンと用途が似るNetbookとの親和性も高く、通信モジュールの連携や高速な起動・シャットダウン時間も含めた、より高速・快適な利用環境を提供でき、かつフルカスタマイズが可能な無料のオープンソースであることが開発を決めた理由だという。
Acerは今後、同社製Netbookの大部分に「ユーザーのOS選択肢の1つ」としてAndroidを設ける。ユーザーは購入時に選択、あるいは適時にWindowsかAndroidを切り替えるような利用スタイルとなることが想定される。
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