先週登場した話題の新製品を4連発で紹介したい。
まずは、TDPが従来の125ワットから95ワットに下がったAMDのクアッドコアCPU「Phenom II X4 945」だ。価格は2万3000円以下で、在庫は潤沢。Socket AM3に対応する45ナノプロセスのCPUで、動作クロックは3.0GHzとなる。L3キャッシュは6Mバイトだ。
ツートップ秋葉原本店は「X4 955や省電力版のeシリーズが登場してから、Phenom II全体の人気が上向いています。そこにTDPの下がった945が加わったので、より勢いをつけると期待していますね。最近は、省電力なマシンを作りたいならAMD、という人が多いんですよ」と話していた。
一方、最強シングルコアGPUも注目株だ。リードテックの「WinFast GTX285 2GB」が4万円台後半で登場しており、初回から好調にヒットを飛ばしているという。GDDR3メモリを2Gバイト搭載しているのが特徴だ。T-ZONE.PC DIY SHOPは「シングルコア最強のGeForce GTX 285を1枚差しで使うゲーマーは多いです。そうした方がフルHDでプレイするとなったら、やはりメモリ容量が重要になります。今後、ハイエンドは2Gバイトメモリというのが一般化するかもしれませんね」と語る。
ハイスペック志向とは逆に、PCI Express x1接続のグラフィックスカードも人気が出ている。アルバトロンのGeForce 9500 GS搭載カード「9500GT-512-1X」で、価格は1万5000円弱。TSUKUMO eX.は「PCI Express x1接続では初のGeForce 9000番台カードとなります。スリムケースや法人向けマシンなどにグラフィックス性能を追加したいという方には貴重な選択肢になりますね」と、限定的ながら確かな需要があることを解説していた。
最後はZowie Gearのマウスセット「IO1.1 Professional Gaming Bundle」だ。ゲーマー向けの有線光学式マウス「IntelliMouse Optical 1.1 カスタム版」と、同社のマウスパッド「G-RF」をセットにしたモデルで、価格は1万円弱だ。パソコンショップ・アークは「IntelliMouse Optical 1.1もG-RFで快適に使えるように、少し手を加えています。手軽にそこそこのゲーム環境を作りたいという人にオススメですね」という。
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