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» 2009年06月17日 16時00分 UPDATE

9万円台のお得セット:ゲームに興味ないならこの1台──20型液晶+クアッドコアCPUの「HP Pavilion Desktop PC p6090jp」 (1/2)

コストパフォーマンスの高い直販モデルだけでなく、日本HPの店頭販売モデル「p6090jp」も意外にいい。気になる仕様とともに、ベンチマークテストでパフォーマンスをチェックする。

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

ピアノブラックカラーに一新したミニタワー型ボディ

photo HP Pavilion Desktop PC p6090jp

 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は、2009年PC夏モデルとしてデスクトップPCの「p6000」「s3000」「v7000」「m9000」シリーズとボードPC「HP TouchSmart PC」、計5シリーズの量販店販売モデルを発売する。このうちp6000シリーズは、この2009年夏モデルから日本HPのコンシューマー向けデスクトップPCのラインアップに加わったミドルタワー型モデルとなっている。

 今回はこのシリーズのうち、“クアッドプレミアムモデル”と位置付ける最上位の「HP Pavilion Desktop PC p6090jp」(以下、p6090jp)をピックアップした。p6090jpは、クアッドコアCPUによる高性能な仕様に、20型ワイド液晶ディスプレイ付きで10万円台前後(2009年5月現在、実売9万円台後半)となるコストパフォーマンスの高さが大きな魅力のデスクトップPCだ。

 p6090jpは177(幅)×418(奥行き)×381(高さ)ミリのミニタワー型ボディを採用する。先代モデルにあたる「a6700jp」からフロントマスクが一新され、ベイカバーまで光沢のあるピアノブラックカラーで統一する高級感のあるデザインとなった。ドライブベイは、5インチベイとシャドウベイを2基ずつ装備(標準でそれぞれ1基ずつ使用)するほか、外付けHDDをそのまま接続できるHPオリジナルのリムーバブルベイ「ポケットメディア・ドライブベイ」を装備する。前面のインタフェースはカバー内に2基のUSB 2.0ポートとヘッドフォン、マイク端子を、上部にSDメモリーカード(SDHC対応)やメモリースティックPRO、xDピクチャカードなどに対応する「15in1メディアスロット」が備わる。

photophoto つややかなピアノブラック塗装を施したボディ正面。15in1メディアスロットやオプションの外付けHDDをそのまま装着できる独自リムーバブルベイなども備える

CPUにはクアッドコアのCore 2 Quad Q8300を搭載

 日本HPのコンシューマー向けPCは、予算や好みに応じて仕様をカスタマイズできる直販サイト「HP Directplus」がよく知られているが、今回試すp6090jpは店頭販売用モデルであり、構成は固定となる。プリインストールOSはWindows Vista Home Basic(SP2)となっている。

 シャシー構造はmicroATXフォームファクタに準拠し、拡張スロットを4本装備する。手回しネジ1本でサイドカバーを外せるメンテナンス性のよさは健在で、内部はかなりすっきりしている。電源ユニットは出力300ワットで+12ボルト系出力は1系統/最大19アンペアのものを搭載する。

photophotophoto ケース内部はすっきりしており、整備性は高い。HDDは縦置きで設置する

 CPUは、クアッドコアのCore 2 Quad Q8300(2.5GHz/TDP 95ワット)を搭載する。Core 2 Quad Q8300は2次キャッシュ容量が4Mバイトとなるモデルだが、リーズナブルな価格のクアッドコアCPUとして2009年5月現在、市場でも人気の高いモデルだ。

 マザーボードは、NVIDIAのGeForce 7100+nForce 630iチップセットを搭載するmicroATXフォームファクタの製品を採用する。PC2-6400対応のDIMMソケットを2本備え、最大容量は4Gバイトまでだが、p6090jpは標準で2Gバイトのモジュールを2枚装着し、最大搭載容量の4Gバイトを搭載する。なお、メモリのデュアルチャンネルアクセスはチップセットの仕様から対応しておらず、シングルチャンネルアクセスとなるのは少し残念なところだ。

 拡張スロットは、PCI Expressスロットはx16を1本、x1を2本、PCIスロットを1本という構成だ。PCI Express x16スロットにはGPUにGeForce GT 120を搭載するグラフィックスカード(グラフィックスメモリ1Gバイト)が装着され、DVI-IとアナログRGB、そしてHDMI出力端子が備わる。HDMI出力端子により、家庭用テレビなどと手軽に接続することも可能だ。GeForce GT 120は旧GeForce 8500 GTに相当するローエンドクラスのGPUだが、第2世代のPureVideo HDに対応し、対応ソフトと組み合わせることでハイビジョンコンテンツをCPUに大きな負荷をかけずスムーズに再生できる。

photophoto CPUはCore 2 Quad Q8300、4Gバイトのメインメモリ(2Gバイト×2)、GeForce 8500 GT搭載グラフィックスカードを備える

 データストレージは640Gバイトの3.5インチHDD(7200回転/Serial ATA)、光学ドライブはSerial ATA接続型のDVDスーパーマルチドライブを搭載する。DVDドライブはLight Scribeに対応し、専用ディスクのラベル面へ文字やイメージをレーザー刻印できる。このほか前面のリムーバブルベイ「ポケットメディア・ドライブベイ」対応オプションとなる、500Gバイトの外付けHDD(2.5インチ/5400回転)も発売される予定となっている。

 チップセット内蔵機能(+外部PHY)を利用した有線LANは100BASE-TXまでの対応となる。サウンド機能もオンボードのHD Audioによるものだが、背面にアナログの8チャンネル出力用端子と光デジタル入出力端子(同軸)を装備する。

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