Windows XP搭載で2万6800円という驚異的な価格と小型ボディが魅力のPCがエプソンダイレクトの「Endeavor NP11-V」だ。省スペースでスタイリッシュなデスクトップPCスタイルを採用した本機の実力に迫る。
昨今、Webサイトやメールといったインターネットの利用が中心のPCライトユース層が増えている。高性能なPCは万能で何でもこなすが、中には使わない機能もある。それならば使う機能だけ、あるいは家族向け、2台目用途として使いたいので低価格で販売してほしい──こう思うのは当然の流れと言える。
エプソンダイレクトの「Endeavor NP11-V」(以下NP11-V)は、このようなユーザーに向けて注目度が上がりつつある「Nettop」に位置付けられる製品だ。NP11-Vは、別途ディスプレイやキーボード、マウスを接続して使用するデスクトップPCスタイルを採用し、よくある家庭用無線LANルーターほどの超コンパクトなボディとともに、家の中のどこでも気軽に置いておける設置のしやすさと、2万6800円(税込み、以下同)という驚異的な価格が大きな特徴だ。
注目のスタイリッシュな小型ボディは、厚さがわずか20ミリしかない。本体を立てて設置する付属スタンドを含めたサイズは、奥行きが153.5ミリ、高さが198.5ミリとなり、例えばA5サイズの書籍ほどの容積しかない。別途、有線LAN端子やディスプレイケーブルなど、使用に必要な機器を接続するための空間はある程度必要だが、本棚に書籍3冊分ほどのスペースがあれば設置できてしまう。なお、通常時約14ワットで駆動する低消費電力もうれしいところだ。
ボディカラーは、インテリアに調和させやすいホワイトを採用した。電源スイッチは左側面にあり、電源インジケータとHDDアクセスランプが一体となっている。
基本スペックは、CPUにAtom 230(動作クロック1.6GHz)、チップセットにSiS672+SiS968を採用し、グラフィックスはチップセット内蔵のMirage 3+を利用する。メインメモリは1GバイトのDDR2 SDRAMで、160GバイトのHDD(2.5インチドライブ)を備える。OSはWindows XP Home Edition SP3を標準で搭載する。
NP11-Vに採用するチップセットのSiS672は、NetbookおよびNettopではそれほど採用例がないが、SiSがWindows Vista向けにリリースした3Dグラフィックス統合チップとして「Windows Vista Premiumロゴ」を取得したものだ。Windows Vista利用時に、Windows Aeroを快適に利用できるグラフィックパフォーマンスを持つので、NetbookやNettopで採用例が多いIntel 945GS系のチップセットとほぼ同等の性能と思ってよい。
外部インタフェースは、背面にアナログRGB出力ポートと有線LANポート、4基のUSB 2.0、ライン出力ポート、前面のカバー内に2基のUSB 2.0とヘッドフォン出力/マイク入力ポートを備える。前面のインタフェースは、必要な時だけカバーを開け、手軽にヘッドフォンやUSBメモリカードリーダーなどを利用できるようになっている。キーボードとマウスは、USB接続のスタンダードな日本語109キーボードやホイール付き光学マウスのほかに、ワイヤレスキーボード&マウスやBluetoothキーボード&マウス、マイクロソフト製レーザーマウスなど、豊富なラインアップから好みに応じて選択できる。
このほか、このコンパクトなボディを生かしてディスプレイの裏に設置することにより、液晶一体型PCのようなスタイルでも利用できる。エプソンダイレクトではNP11-V用に18.5型ワイドの液晶ディスプレイ「LD18W41S」(1360×768ドット)と専用マウントキットをセットにしたお得な構成「一体型パック」(プラス1万3000円)や、一体型パックにスピーカーと外付けDVDスーパーマルチドライブを加えた「一体型プラスパック」(プラス2万3000円)を用意する。この一体型パックはかなりお買い得で、なんと3万9800円でWindows XPを搭載したPC一式を導入できるわけだ。省スペースかつ省電力のPCを家族向けに導入したい場合には特に魅力的だろう。
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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年6月30日