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» 2009年06月18日 18時15分 UPDATE

ファーストコンタクト:宇宙最強!?――異形ノートPC「Alienware M17x」との遭遇 (1/2)

謎のエイリアンが日本のPC市場を狙っている、との情報を入手したPC USER特派員。早速、東京に飛来したエイリアンの先兵「Alienware M17x」との接触を図ったが……。

[ITmedia]

エイリアンの正体は“プレミアムゲーミングPC”

tm_0906aw01.jpg Alienwareといえば、リトル・グレイの頭部を思わせる個性的なロゴ。目がつり上がったその表情は、「地球人よ、我らの力の前にひれ伏すがいいッ」とかいいそうな勢いで、あまり人類に友好的とは思えなかったりする

 「2009年6月、エイリアン日本来襲」――“圧倒的なパフォーマンス”を看板に掲げたデルのプレミアムゲーミングPCブランド「Alienware」が日本のPC市場に参入した。PC製品群でエイリアンウェアというネーミングは、欧米ゲーマー的というか、SF的というか、何とも大胆不敵である。

 Alienwareは2006年にデルが買収したPCメーカーで、同名のブランドで販売されるPCは独創的なボディデザインと高いパフォーマンスにより、欧米のトップエンドゲーマーから支持を集めている。これまでAlienwareは米国を中心に6カ国で展開されていたが、6月から日本を含む全35カ国までその範囲が広げられた。国内でも知る人ぞ知る高級ゲーミングPCブランドが、いよいよ日本に上陸したというわけだ。

 日本上陸の第1弾製品となるノートPC「Alienware M17x」は、同社いわく“宇宙最強の17インチゲームマシン”。確かに、外観も中身も既存のデル製PCとは異なり、いかにもAlienwareらしい突出した1台に仕上がっている。ハイエンドパーツを詰め込みやすいデスクトップPCではなく、あえて実装面積の制限が大きいノートPCを第1弾として投入してきたことに、Alienwareの技術と性能に対する自信がうかがえるというものだ。

 今回はデルからAlienware M17xの試作機を入手したので、まずはその概要をチェックしていこう。

それはノートPCというには、あまりにも大きすぎた……

 さて、Alienware M17xのデザインだが、実に刺激的だ。まず、何といっても巨大でずっしりとした重みがあるボディに驚かされる。本体サイズは406(幅)×321(奥行き)×51.3〜53.6(高さ)ミリ、重量は最小構成で約5.3キロとなっており、画面サイズが17型ワイドと共通の同社製ハイエンドノートPC「XPS M1730」と比べても、大きく、重い。ヘビー級ノートPCの中でも特にビッグなボディである。

 5センチ以上もの厚さがあるボディは、前面と背面が斜めにカットされ、同社いわく「攻撃的なライン」に仕上げたという。前面のステレオスピーカー周辺や底面のエアインテーク風通気口など、全体的にスポーツカーを意識したような外装(というより、角張った宇宙船?)で、見た目からも高いパフォーマンスをぐいぐい主張してくる。何ともエッジが効いたデザインだ。材質にも手抜きはなく、アルマイト加工による滑らかな手触りのシャシーが天面、側面、底面を覆っており、並々ならぬ重厚感がある。

tm_0906aw02.jpgtm_0906aw03.jpg 「Alienware M17x」の外観。思わず「こんなのに襲われたらひとたまりもない!」なんて芝居がかったセリフを口走ってしまうような攻撃的なラインが魅力だ。壁紙も何やらスゴイことになっている

 今回入手したモデルのボディカラーはブラックとシルバーで塗り分けられた「ソーサー・シルバー」だが、全体が真っ黒な「スペース・ブラック」も選択可能だ。それにしても、ソーサー・シルバーとは、空飛ぶ円盤(フライングソーサー)に使われている銀色ということなのか……。

tm_0906aw04.jpgtm_0906aw05.jpgtm_0906aw06.jpg 底面のデザインも凝っており、通気口をエアインテーク風に仕上げるなど、武骨な印象を与えない。独特のエイリアン文字をレーザーエッチングで刻んだネームプレートが取り付けられている。9セルのリチウムイオンバッテリーを装備しているが、その巨漢ぶりもあってバッテリー駆動する機会は少ないだろう(写真=左)。ACアダプタは平らな形状だが、突起部を除くサイズが100(幅)×200(奥行き)×26(高さ)ミリ、重量が電源ケーブル込みで約978グラムと、こちらも規格外の大きさ。VAIO type Pとあまりサイズが変わらなかったりする(写真=中央/右)。地球人とはサイズの感覚が違うのだろうか

 ちなみにAlienware M17xには、ボディの各所が発光する機能もあるが、残念ながら今回入手した試作機でその機能は利用できなかった。実際の製品では、天板のAlienwareロゴ、キーボード、タッチパッドなど、6カ所のゾーンごとに発光するカラーを選択できる。ボディの一部がイルミネーションで光るノートPCはこれまでにも存在したが、これほど多くの場所が発光し、その色まで柔軟にカスタマイズできるのは前代未聞ではないだろうか。この全身が怪しげに光るギミックは、いかにもAlienwareらしく、そのままSF映画の小物として使われても違和感がなさそうな特異な外観を演出してくれるのがたまらない。

tm_0906aw07.jpgtm_0906aw08.jpg 実際の製品はこのように各部が発光するのだが、今回は試せなかった。どうも日本の空気に慣れていないのか、エイリアンはまだ本調子ではないらしい

tm_0906aw09.jpgtm_0906aw10.jpgtm_0906aw11.jpg M17xの各種設定を行うユーティリティをまとめて起動できる「Alienwareコマンドセンター」。左から、発光部のカラーを決める「AlienFX」、電源管理ツールの「AlienFusion 電源管理」、タッチパッド関連の設定ができる「AlienTouch」。画面は開発中のもので、実際の製品では日本語化されるという

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