イー・モバイルのHSPA+、「今までは“なんちゃって”、今回は違う」──WWANモジュール内蔵PCの登場も(1/2 ページ)

» 2009年06月18日 20時05分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
photo HSPA+サービス対応のデータ通信端末「D31HW」

 イー・モバイルは6月18日、HSPA+を採用した下り最大21Mbps通信対応端末「D31HW」を2009年8月上旬に発売すると発表、同時に先日発表したHSPA+サービスも開始する。

 D31HWは、Huawei(ファーウェイ)製造のUSBスティック型データ通信端末。USB端子を収納できるスライド機構とmicroSD(SDHC対応)スロットを搭載し、HSPA+対応エリア内で下り最大21.6Mbps、上り最大5.8Mbpsで通信できる。対応OSはWindows Vista(64ビット版含む)/XP SP2以降とMac OS X 10.4〜10.5。1.7GHz帯と2.1GHz帯に対応し、現地キャリアのSIMととも海外の対応エリアでも利用できる。価格はベーシック契約で4万1980円、新にねん契約で1万7980円となる。

 イー・モバイルはHSPA+サービス用料金プラン「スーパーライトデータプラン21と「年とく割2」加入時の月額最低額を580円とし、HSPA+対応エリアの人口カバー率を年内に6割以上に増強する展開。2009年7月に開始する「UQ WiMAX」や10月開始予定の「WILLCOM CORE XGP」といった2.5GHz帯の次世代通信サービスも迎え撃つ考えだ。同時に、2009年夏にHSPA+モジュールを内蔵するPCが登場することも明らかにした。東名阪地区の地下鉄や地下街のエリア拡充も2009年度内100%の導入を掲げ、HSPA+対応基地局の設置を積極的に進める。

photophoto USBスティック型のボディは、USBポート接続時に77ミリほど出っ張る(左) microSD(SDHC対応)とともに、USBメモリととしても使用できる(右)
photophoto USBポートは収納式。スライドレバーの奥に外部アンテナ端子があるが、D31HWにおいては使用を想定していないとのこと
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  5. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  6. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  7. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  8. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  9. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  10. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー