夏本番を間近に控えたこの季節は、例年大型CPUクーラーの新製品が多数登場する。冷却パーツコーナーで注目を集めていたのは、ザルマンの「CNPS10X Extreme」だ。Socket AM3/AM2/940/939/754とLGA 1366/1156/775に対応する高さ160ミリのCPUクーラーで、側面に12センチファンを搭載している。上面に、RWM対応のファンコントローラーを備えているのも特徴だ。価格は8500円以下で、在庫は潤沢。
TSKUMO eX.は「グラフィックスカードのクーラーでも有名なザルマン製だけあって、高価ながらも好調に売れそうです。本体の高さはありますが、幅は100ミリで奥行きは135ミリと、大型クーラーとしては比較的スリム。マザーボードのヒートシンクなどと干渉しにくいデザインだと思います」と語る。
また、「COGAGE」というブランドのCPUクーラーもサイズ扱いで登場している。天面に14センチファンを搭載した「MST-140」と、12センチファンをサイドに配置したタワー側の「TRUE SPIRIT」の2モデルで、価格はそれぞれ5500円以下と6000円以下。在庫は潤沢だ。
BLESS秋葉原本店は「Thermalrightから発足したブランドで、“廉価版のThermalright”といった印象のクーラーです。細部の作り込みやギリギリの冷却性能よりも価格を重視する人に受け入れられると思います」と話していた。また、フェイス本店も「Thermalrightに比べて、ファンが標準搭載しているのもお得ですね。ただ、MST-140はLGA 1366/775、TRUE SPIRITはLGA1366のみの対応なので、お使いの環境で利用できるかをよく確認のうえ購入してください」と注意を促していた。
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