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» 2009年07月24日 20時13分 UPDATE

HDMI+フルHD+H.264+NAS+DVD÷ムフフ機能:ひさびさの“とんがった”ネットワークプレーヤーキット「MOVIE PIRATES」で、ムフフに遊ぼう(前編) (1/2)

HDMI出力を備え、フルHDのH.264動画も再生できるというネットワークメディアプレーヤーキットが登場する。これはひさびさに“遊べそう”だ。

[坪山博貴(撮影:矢野渉),ITmedia]

ハイビジョン時代の“遊べる”ネットワークHDDプレーヤー

photo HD動画再生にも対応するネットワークメディアプレーヤー「MOVIE PIRATES」(7月下旬発売)。DVDドライブ内蔵のDA-MP101は3万7800円、ドライブレスのDA-MP102は2万9800円となる。今回はこのうち、DVDドライブを内蔵するDA-MP101を試用した

 おっ、ひさびさに“遊べそう”だぞ──。そんな、少しとんがった仕様のHDDメディアプレーヤーキットがデジタルアルキミストが販売する「MOVIE PIRATES」だ。

 MOVIE PIRATESは、ドライブレスの「DA-MP102」とDVDドライブを内蔵する「DA-MP101」の2モデルで展開し、よくあるHDDメディアプレーヤー機器が持つほとんどの機能を備えつつ、いろいろと興味深い独自の機能も搭載する。LANとUSBポート、HDMI出力、各種AV出力を備え、MPEG-4 AVC/H.264などのフルHD解像度クラスの動画データを単体で再生する機能、DVD-Video形式のISOファイル再生、HDDに保存したBD-Video「BDMV」フォルダ再生のサポートなど、その機能はかなり多彩だ。さらにDVDドライブを内蔵するDA-MP101は、DVD-Videoを“単体”でリッピング可能だという。こちらも国内ではおそらく今までにない機能だろう。

 HDDは別売りで、本体にSerial ATAの3.5インチドライブを1台内蔵できる。本体に備える100BASE-TX対応の有線LANやUSB 2.0を用い、LAN内のPCやUSB接続したストレージ機器からも保存したコンテンツを共有再生できるほか、PCから本体に内蔵(ないし、接続)したHDDにアクセス──つまりNASないし外付けHDD代わりとしても活用できる。DVDプレーヤーとネットワークメディアプレーヤー、HDD拡張が可能なNAS/ファイルサーバ、外付けHDDなどの機能がひとまとめになっている機器というわけだ。


photophoto 前面にDVDドライブ(DA-MP101のみ)、電源ボタン、情報表示パネル、十字キー、再生操作キー、USB 2.0を備える(写真=左) 背面は、DC入力、赤外線機器用の外部入力端子()、USB 2.0クライアント(Bコネクタ)、HDMI出力(Ver 1.2)、同軸デジタル音声出力、コンポジット映像/音声出力、コンポーネント出力、S-Video出力、光デジタル音声出力、USB 2.0ホスト(Aコネクタ)×2、100BASE-TX 有線LANと豊富なインタフェースを備える(写真=右)

 改めて基本仕様を確認してみよう。ボディは外付け光学ドライブの裾を広げたような、独特の台形デザインだ。サイズは231(幅)×174(奥行き)×73(高さ)ミリで、重量は約930グラム(HDD、ACアダプタを除く)となる。内蔵するDVDドライブはノートPCによく用いられるスリムタイプで、HDD+DVDドライブの“2スピンドル”機器としては十分コンパクトといえる。5インチドライブを採用する外付け光学ドライブほどのスペースで設置できるだろう。

 前面には液晶パネルと操作キー、カバー付きのUSBポートを1つ備える。本体の操作キーは必要最低限で、主な操作は基本的に付属するリモコンで行うことになるだろうが、DVD再生時にメディアの挿入と同時に再生操作も行うこともできるので、重宝するシーンもある。

 背面に備えるインタフェースはかなり充実している。まず、映像の出力用にHDMI(Ver.1.2/音声出力もサポート)とコンポーネント端子を備え、それぞれ最大1080pと1080iまでの出力に対応するほか、S-Video端子とコンポジット(RCA)端子もある。音声はHDMIのほか、光デジタル/同軸デジタル(この2つは同時出力が可能なようだ)とアナログ(RCA)出力に対応する。とりあえず現時点での家庭用テレビとの接続は万全、そのままHDMI、あるいはHDMIをDVI-Iに変換して接続することで、PCのディスプレイを活用することも可能だろう。この手の機器を望む“好きモノユーザー”が使うと想定してもほぼ不満のないレベルであり、ここはかなりの評価ポイントになる。

photo Serial ATAの3.5インチドライブを内蔵できる

 内蔵HDDは、ユーザーが好みのものを組み込んで使用する仕組みだ。安価になったテラバイトクラスの大容量HDD(+D shoppingで最安値を調べる)を別途購入するのもいいし、余っているHDDを活用するのもありだ。ちなみに、対応フォーマットがNTFSという点がちょっとした魅力の1つ。基本パーティションが1つのみのドライブに制限されるものの、これまでWindows PCで利用していたHDDを流用する場合も初期化せずにそのまま使えるからだ。

 また、PCとUSB接続することで、いわゆる外付けHDDにもなる。転送速度の実測値は、決して速くはないが致命的に遅くもない25M〜30Mバイト/秒ほどとなる。本機はネットワーク経由でもファイルを転送できるが、大量のファイルを少しでも早く本機へコピーしたい場合など、利用シーンに応じて切り替えながら活用するとよいだろう。


photophoto リモコンとACアダプタ、USBホストケーブル、RCAケーブルが付属する。HDMIケーブルやHDDは付属しないので、別途好みのものを用意してほしい
photophoto トップメニューではアクセス可能なメディアが色つきのアイコンで表示される。こちらはHDDを内蔵し、かつDVDドライブにDVDメディアを挿入、LAN接続も有効であるときの画面だ
photophotophoto 映像、音声出力関連の設定メニュー画面。音声出力関連はかなり細かく設定できる。また、HDMIなら1920×1080ドットのプログレッシブ出力も可能なので、DVI端子のみを備えるフルHD対応のPC用ディスプレイも、HDMI-DVI変換コネクタ経由でフルHD表示が可能だ
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