特価キャンペーンに見る夏休みのアキバ古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2009年07月27日 11時30分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

高級SSDがどんどん安くなる

OSZ「Vertex Turbo」シリーズ

 先週は高級タイプのSSDが複数登場した。高級タイプといっても、最近は低価格化が進んでおり、発売時から好調に売れるモデルが目立っている。

 OCZからは、キャッシュのクロックを引き上げたMLC型の「Vertex Turbo」シリーズが登場。64Mバイトキャッシュを搭載し、250Gバイト/120Gバイト/60Gバイト/30Gバイトの4モデルをラインアップしている。250Gバイトモデルの転送速度は、リード最大270Mバイト/秒、ライト最大210Mバイト/秒だ。価格は250Gバイトの「OCZSSD2-1VTXT250G」が10万円弱、120Gバイトの「OCZSSD2-1VTXT120G」が5万円前後、60Gバイトの「OCZSSD2-1VTXT60G」が3万円前後、30Gバイトの「OCZSSD2-1VTXT30G」が2万円弱となっている。

 入荷したクレバリー1号店は「60Gバイトモデルが一番人気になりそうです。高性能でも3万円前後で買えるとあって、同社のVertexシリーズをしのぐ人気が出るかもしれません」と語る。

 インテルからは、製造プロセスを50ナノから34ナノメートルに変更したMLC型の「X25-M」シリーズのマイナーチェンジモデルが登場した。転送速度はリード最大250Mバイト/秒、ライト最大70Mバイト/秒。160Gバイトの「SSDSA2MH160G2C1」が5万円前後、80Gバイトの「SSDSA2MH080G2C1」が2万6000円前後で販売されている。ソフマップ秋葉原本館は「旧モデルは7月中旬に価格改定が入りましたが、新モデルも同様に安く登場しましたね。インテル製SSDはSSD黎明期(れいめいき)からプチフリも起きにくく信頼性が高いと評判でした。80Gバイトで8万円台だった当時から安定して売れており、3万円以下になった今も勢いを増しています」と語る。

 こうした傾向をうけ、従来から高い信頼性と書き込み速度に定評があるSLC型SSDは、やや人気が落ち着いてしまったと語るショップもあった。TSUKUMO eX.は「ウチで扱うラインアップ自体が少なくなっています。今はMLC型の改良が進み、ライト時も十分に速くキャッシュ搭載などで信頼性を高めたモデルが多いので、法人でもそちらを選ぶユーザーはめずらしくありません。高級タイプでも60〜80Gバイトで3万円前後からですから」とのことだ。

ソフマップ秋葉原本館に張られた「X25-M」シリーズ新モデルの価格表(写真=左)。右が「SSDSA2MH160G2C1」、左が「SSDSA2MH080G2C1」(写真=右)

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