自作で“2台目”の使い道は? アキバのPCショップ店員に聞いてみた古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2009年08月03日 12時01分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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Power eSATA&USB3.0関連アイテムが多数登場――「早く環境がそろうといいっすね」

 先週は、外部機器向けのインタフェース関連で新製品が多数登場した。フリーダムからは、1ポートでデータ転送と電源供給が可能な「Power eSATA」インタフェースカードとアダプタが登場。PCI Express x1接続の「PES-12VPCIEP」とExpressCard/34接続の「PES-5VEC34」、マザーボード状のSerial ATAポートを外付けにするPCIブラケット用の「PES-12VPCIBR」、3.5インチフロントベイ用の「PES-12V35BRBK」の4アイテムで、価格は順に3000円強、2700円前後、1500円前後、2000円弱だ。また、5ボルト用と12ボルト用のeSATA変換ケーブルも別売りで用意している。

 4モデルともにUSB 2.0端子としても利用できる仕様で、変換アダプタを使えば内蔵用のSerial ATA HDDを直接つないで外付けドライブとして利用可能だ。Power eSATAは正式な規格を策定中ながら、すでに玄人志向やSNEからも対応カードが登場している。入荷したクレバリー1号店は「Serial ATA HDDを外付けで利用するなら便利ですね。とはいえ、外付け専用のドライブでPower eSATA対応モデルはまだ登場していないので、今後の普及が待たれるところが大きいです。実質、内蔵のSerial ATAと同じように扱えるうえ、ACアダプタが不要で使えるので、一般化するポテンシャルはあると思いますよ」と語る。

左上からフリーダム「PES-12V35BRBK」「PES-12VPCIBR」「PES-12VPCIEP」(写真=左)。フリーダム「PES-5VEC34」(写真=中央)。SNEのPCI Express x1接続カード「PW12VSET-PCI」。3500円前後で回っている(写真=右)

 Power eSATA以上に対応モデルの充実が待たれているのが、USB 3.0対応パーツだ。7月19日前後の連休はT-ZONE.PC DIY SHOPにラトックシステムが開発中のUSB 3.0インタフェースカードが参考展示されていたが、先週にはUSB 3.0ケーブルが複数登場した。ドスパラ秋葉原本店に入荷したのは、MANHATTANの「AM-BM 2M」と延長ケーブルの「AM-AF 2M」の2種類。ともに長さは2メートルで、価格は990円だ。T-ZONE.PC DIY SHOPにはバッファロー製のケーブルが長さ別に3種類入荷していた。3メートルの「BSUAB330BK」は2480円、2メートルの「BSUAB320BK」は2280円、1メートルの「BSUAB310BK」は1980円。このうち、MANHATTAN「AM-AF 2M」だけはUSB 2.0との下位互換性があり、そのほかの4モデルはUSB 3.0でのみ利用できる仕様だ。

 T-ZONE.PC DIY SHOPは「現時点では何にも使えません。開発用途で買われる人もいるかと思いますが、一般的には観賞用にしかならないですね。インタフェースカードは早くて10月ごろに登場しますが、さらにデバイス側の対応モデルを待たなければなりません。USB 3.0対応の外付けHDDケースあたりが登場したら、いよいよ便利に使えるようになりますが……まあ、気長に待ってもらうしかありません」と話していた。

MANHATTAN「AM-BM 2M」と「AM-AF 2M」(写真=左)。バッファロー「BSUAB300BK」シリーズ(写真=中央)。7月20日までT-ZONE.PC DIY SHOPに展示されていたラトックシステムのUSB 3.0インタフェースカード(写真=右)

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