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» 2009年08月19日 12時00分 UPDATE

アイ・オー、RAID 6に対応した大容量NAS「LAN DISK XR」

アイ・オー・データ機器は、LAN接続型HDDの新シリーズ「LAN DISK XR」を発表した。RAID 6をサポートしより高いディスク障害耐性を確保したほか、CPUの刷新により処理速度も大幅に向上している。

[ITmedia]
og_xr_001.jpg LAN DISK XR

 アイ・オー・データ機器は8月19日、LAN接続型HDDの新シリーズ「LAN DISK XR」を発表した。ラインアップは、搭載容量別に2/4/6/8Tバイトの4モデル。9月17日より発売される。

 LAN DISK XRは4台のHDDを内蔵するRAID 6対応NASだ。外観は従来モデルの「HDL-GT」シリーズを踏襲しているが、内蔵CPUのクロックを400MHzから1.2GHzに引き上げ、処理性能を向上。同社によると、従来機比で読み込み速度が2.6倍、書き込み速度が2倍に高速化しているという。また、推奨同時接続数も16台から32台に増えた。

 ディスク障害に対する耐性を向上したのもポイントだ。LAN DISK XRでは、2台のHDDが同時に故障しても復旧できるRAID 6をサポートしたほか、3つのHDDをミラーリングし、残りの1つをスペアに使う RAID 1m+スペア構成も可能と、データ消失のリスクを大幅に削減した選択肢も用意されている(ただし4ドライブ構成なので、RAID 6は搭載HDD容量の50%、RAID 1m+スペアは25%しか利用できない)。このほか、搭載電源に国内生産の安定化電源を採用するなど、部品レベルでも信頼性を向上する取り組みを行っているという。

og_xr_002.jpgog_xr_003.jpgog_xr_004.jpg 2台のHDDが同時に故障してもデータ復旧が可能なRAID 6に対応。利用可能領域は容量の半分になるが、RAID 5のHDD障害でリビルド時にもう1台が故障する、という悲劇を避けられる(写真=左)。3台のHDDをミラーして、残り1台をスペアとして使う構成も選択できる(写真=中央)。バックアップはeSATAとUSB経由によるバックアップのほか、もう1台のLAN DISK XRを利用するレプリケーションもサポートした(写真=右)

 ソフトウェア面では、ユーザーインタフェースが一新されたほか、LAN DISK XRを複数台導入したり、既存製品からの設定を引き継ぐ際に作業を簡略化できる設定保存復元ツール「LAN DISK Restore」、各LAN DISKの稼働状況をモニターし、一元管理する「LAN DISK Admin」など、管理者側にとって便利なツールも用意された。また、IBM(Tivoli Storage Manager FastBack」を始めとする多数のバックアップソフトウェアもサポートしている。

og_xr_005.jpgog_xr_006.jpgog_xr_007.jpg 本体背面。「HDL-GT」シリーズと比較して、LANポートが1つ増えているが、eSATAは2基から1基に減っている(写真=左)。UIは黒を基調としたデザインに刷新された。CPUの高速化により、レスポンスもよくなった印象(写真=中央)。共有フォルダ監視ツール「Sight On」のデモ。設定した共有フォルダに更新があれば、ユーザーに通知される仕組みだ(専用クライアント)。FAXを受信したらデータを設定フォルダに保存し、関係者がすぐに閲覧する、といった活用例が考えられる(写真=右)

 価格は2Tバイトモデルの「HDL-XR2.0」が9万5600円、4Tバイトの「HDL-XR4.0」が13万8000円、6Tバイトの「HDL-XR6.0」が17万円、8Tバイトの「HDL-XR8.0」が28万5000円(税別)。なお、8Tバイトは受注生産となっている。

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