8月15日、Phenom IIシリーズで最上位となる「Phenom II X4 965 Black Edition」がAMDから発売された。動作クロックは3.4GHzで、6MバイトのL3キャッシュを備える。TDPは140ワットで、クロック倍率の固定は解除。価格は2万6000円前後だ。
発売から一週間以上経過し、ソフマップ秋葉原本館は「そこそこのペースで売れています」と話している。しかし、それ以上に好調なのが、Phenom II X4 955 Black Editionだ。TSUKUMO eX.は「X4 965の登場に際して価格改定が入り、3.2GHz動作のX4 955が2万1000円前後まで値下がりしました。こちらも、クロック倍率が自由に変えられる『Black Edition』なので、軽くオーバークロックして使いたいという人を中心にヒットしています」という。
そのほかにも話題の新製品が登場している。ストレージ関連では、センチュリーの「裸族の二世帯住宅2.5 CRNS25EU2」が注目を集めていた。Serial ATA接続の2.5インチHDD/SSDを2台内蔵できるeSATA/USB 2.0接続の外付けHDDケースで、内蔵した2台でRAID 0/1やJBODを構築できる。
クレバリー1号店は「2.5インチHDD2台を搭載できる外付けケースは今まで意外となかったんですよ。RAIDも構築できるので、頻繁に持ち歩くバックアップ用ストレージを求めるならオススメですね」と話していた。
ハイエンドユーザーの注目を集めていたのは、ASUSTeKの5インチベイ2段占有ユニット「OC STATION」だ。こちらは2万円前後で出回っており、在庫は潤沢。OC STATIONはASUSTeKのハイエンドユーザー向けマザーボード「ROG」シリーズ専用のオプションで、それらのマザーと接続すると、オーバークロック設定やファンの回転数などをフロントから調整できるようになる。また、3インチのカラー液晶にはメニュー各種が表示されるほか、好みの静止画を表示されることもできる。
フェイス本店は「オプションアイテムなので特にヒットすることはないと思いますが、よりメカメカしいマシンを組みたいという人には人気が出ると思います。こういうマニアックなアイテムが出るのも悪くないと思いますよ」と語った。
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