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エイサー、7万円台のWiMAX内蔵「Aspire Timeline」発売まずは法人向けから、WiMAX内蔵Aspire oneも(2/2 ページ)

» 2009年08月25日 16時05分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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エリアと市場規模を考え、まずは「法人向け」のみで販売

 販売は、IT関連機器の卸売のほか、UQコミュニケーションズMVNOとしても展開するダイワボウ情報システムが担い、PC本体とモバイルWiMAXの通信契約込みで法人向け(Netbookは学校などの教育市場も含む)に展開していく。

 法人向けのみとする理由は、2009年8月現在はUQ WiMAXのサービスエリアが関東・大阪・名古屋の大都市圏に限られるためとし、まずは法人ニーズの高い仕様のモデルとともに「確実にとっていける」と見込んだ市場のみに特化し、市場動向を探る考えだ。サービスエリアの拡充やユーザーニーズの高まり次第で、今後、個人ユーザー向けにも発売する予定としている。

photophoto 日本エイサーのボブ・セン社長(左)。Aspire Timelineシリーズは「(10.3型〜15.3型ディスプレイ以下のノートPCと同社が規定する)モバイルPCは、メインPCとしても機能しなければならない」をテーマに、中小企業や個人ユーザーを中心とする“ボリュームオペレーション”ゾーンをターゲットに据える。現在はノートPC全体でシェア10%程度しかないモバイルPCゾーンを「Aspire Timelineシリーズでモバイルユースの活性化を促進し、シェア50%ほどにまで持っていきたい」とする

 「PCを持ち歩くビジネスユーザーが望む、“薄く、軽く、長時間駆動”を実現するノートPCは市場にいくつかある。ただAspire Timelineシリーズは、モバイルWiMAXも内蔵しながら10万円を切る。この分野は圧倒的なプライスゾーンを訴求して国内市場でもリードしていきたい」(日本エイサーのボブ・セン社長)


 このほか、ゲストスピーカーとして登壇したUQコミュニケーションズの坂口肇マーケティング戦略部長は、UQ WiMAXのエリア展開が現時点で計画より遅れていることを明かした。

photophoto 「現在、エリア計画が若干遅れぎみだが、2010年〜2012年の計画を前倒し、より早く“いつでも、どこでも”の環境を整えたい」(UQコミュニケーションズの坂口肇マーケティング戦略部長)

 「2009年7月1日に本格サービスを始めたUQ WiMAXのサービスエリアは、2009年度内に全国の政令指定都市、2010年に全国の主要都市、2012年度内に人口カバー率93%を目指している。ただ、2009年8月現在、その計画が若干遅れぎみであることは確かに否めない。2010年〜2012年の計画を前倒しし、より迅速にエリア拡充に努めたい」(UQコミュニケーションズの坂口部長)

 また、屋内対策の一環として、一般ユーザー向けのWi-Fiゲートウェイ「WiMAX Wi-Fiゲートウェイセット」以外に、一般オフィスや中小規模店舗向けのWiMAXリピーター、さらに公共施設(空港や駅など)や大規模ビル向け超小型BSの展開・設置も積極的に進めていくという。





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