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» 2009年08月27日 15時38分 公開

409グラムで10時間駆動:“Windowsの呪縛”から逃れた超小型マシン――シャープ「NetWalker」に迫る (2/3)

[瓜生聖,ITmedia]

明るく見やすい高精細液晶を搭載、ただしキーボードは長文入力にやや難あり

 ディスプレイには、1024×600ドット表示に対応した5型ワイド液晶を採用する。ざっと見たところ、明るく視認性のよい品質の高いパネルで、動画再生時の残像なども特に気になるところはなかった。ubuntuの上下パネル(メニューバーとタスクバー)によって48ピクセルが使用されるため、縦方向はやや寸詰まり感があるものの、本体サイズとのトレードオフといったところだろう。ubuntuの上下パネルは設定によって隠すことも可能だし、FirefoxであればF11キーで全画面モードに切替えることで十分な領域を確保できる。

5型WSVGA(1024×600ドット)の高精細液晶ディスプレイを搭載。解像度は一般的なAtom搭載Netbookと同等だ。視認性は良好で、動画再生でも残像などが気になることはなかった(写真=左)。FirefoxにGoogleツールバーを導入したところ。ツールバーを表示するとちょっと手狭だ(写真=中央)。全画面表示にすればFirefoxも快適(写真=右)

 一方、キーボードはキーピッチ14ミリを確保しているが、残念ながら長文入力に耐えうるものではなかった。まず、押下げ幅が非常に小さく、「キー」というよりは「ボタン」に近い。スペースバーのような幅広いキーに限らず、一般キーであってもキー中央部分をまっすぐに押さなければキーが斜めに傾いてしまう。また、押すたびに「ぺこっ」というクリック感がある。個人差は当然あるだろうが、ちょっとメールを打つ程度ならまだしも、高速な長文入力には不向きだろう。

かなり変則的な配列で、特にとまどったのはTabキーの位置と「:」「\」。BackSpaceのつもりでDeleteを押すことも

 そのほかにもESCキーのとなりにTABがあったり、左のみのCtrlキー、ファンクションキー列にある「;」「:」「@」など、英数字以外の配列はかなり変則的だ。ただ、本体の幅が狭いために、両手で本体を持って親指入力をする場面、例えば電車の中で立ったまま利用したいといったときには利点になる。このあたりはモバイルインターネットツールとしての割り切りだろう。

 ポインティングデバイスとしては、タッチパネルだけでなく、オプティカルポイントが用意されている。オプティカルポイントはキーボード右上に配置されたデバイスで、わずか6×8ミリ程度の超小型タッチパネルだ。使用感はポインティング・スティックとタッチパネルを合わせたような感じで、慣性回転しないトラックボールの操作に近い。ポインティング・スティックは動かしたい方向に力を与え続けてカーソルを移動させるが、オプティカルポイントではこすり続けるような操作になる。

 両手持ちの場合は右親指でオプティカルポイント、左親指で左右クリックボタンを操作することになるが、親指をすばやく上下/左右に細動させるのはやや慣れが必要だ。もっとも、本体が小さく軽いため、片手で本体を保持してタッチパネルで操作するのも難しくはなかった。そのほか、キーボード上部にはタッチセンサ式のクイックスタートボタンが4つ用意されている。キーやボタンのように突起があるわけではないので、デザイン面では洗練されているが、一見するとショートカットボタンだとは気づかないかもしれない。

個人的な感想を言うと、打鍵感はいまいち。キーの端を押すと反対側が浮き上がってしまう(写真=左)。キーボード奥にタッチセンサ式のクイックスタートボタンが4つ並ぶ(写真=右)

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