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» 2009年09月12日 00時00分 UPDATE

“7”に過去メールデータは移行できる?:「Windows 7」のアップグレード、“ここ”に注意 (1/2)

OSの上書きインストール条件やデータのバックアップ手段、メール移行時の注意点など、個人ユーザーがWindows 7の乗り換えで留意したいポイントをまとめた。

[岩城俊介,ITmedia]
photo  

 2009年10月22日のリリースが迫る、新OS「Windows 7」。現在、Windows VistaないしXPでPCを使用するユーザーが、Windows 7にアップグレードする、あるいはWindows 7搭載PCを新規購入した場合に、どの条件でどのような手段・方法で作業するか、そしてどんな注意が必要か、改めておさらいしよう。

 Windows 7のアップグレード方法は、大きく分けて「アップグレード(上書きインストール)」と「新規インストール」の2種類のみとなる。アップグレードは、現在使用するWindows Vistaのデータや設定(マイドキュメント内ファイルやお気に入りなど)、インストール済みアプリケーションなどを保持したまま、上書きしてWindows 7に置き換える方法。新規インストールは新規に“さら”のWindows 7をインストールする方法だ。


「上書きインストール」するには、いくつかの条件がある

 Windows 7のアップグレードパス詳細は以下のとおりだ。

Windows 7のアップグレードパス詳細
現在使用するWindows アップグレードするWindows 7の各エディション
  Home Premium
(32ビット)
Home Premium
(64ビット)
Professional
(32ビット)
Professional
(64ビット)
Ultimate
(32ビット)
Ultimate
(64ビット)
(参考)Enterprise
(32ビット)
(参考)Enterprise
(64ビット)
Windows XP(全エディション)
Windows Vista Home Basic(32ビット)
Windows Vista Home Basic(64ビット)
Windows Vista Home Premium(32ビット)
Windows Vista Home Premium(64ビット)
Windows Vista Business(32ビット)
Windows Vista Business(64ビット)
Windows Vista Ultimate(32ビット)
Windows Vista Ultimate(64ビット)
Windows Vista Enterprise(32ビット)
Windows Vista Enterprise(64ビット)
○:アップグレード(上書きインストール)か新規インストールのどちらかから選択可能(アップグレードインストールはWindows Vista SP1以上の適用が必要)
─:新規インストールのみ可能

 Windows 7の上書きインストールは、

  • Windows Vista(SP1)以降を使用している
  • 32ビット版から64ビット版、あるいはその逆への変更は不可
  • 個人向けエディション(Home Premiumなど)から企業向けエディション(Businessなど)、あるいはその逆への変更は不可
  • 下位エディション(Windows Vista UltimateからWindows 7 Home Premiumなど)への変更でない

 という条件下で行える。

photophoto アップグレードインストール手段

現在使用するアプリケーションや周辺機器も、“上書きインストール”OKか

photo 展開を予定するサポートツール/サイト

 マイクロソフトはWindows 7のリリースにともない、現在使用するPCのスペックがWindows 7のシステム要件を満たしているかをチェックできるツール「Windows Upgrade Advisor」の提供を2009年10月中旬に始める。英語UIのWindows Upgrade Advisor β版をWindows 7 RC(製品候補)版などで試用したユーザーはすでに試した人も多いと思われるが、この正式日本語版を10月22日のリリース日より少し前に提供するようだ。

 Windows Upgrade Advisorは、Windows 7が動作するシステム要件の基本チェック以外に、互換問題があるとすでに判明しているソフトウェアやハードウェアの確認、Windows Vista SP1以降が適用されているか否か、「Windows XPモード」利用時に必要な仮想化支援機能搭載CPUか否かなどの確認も行える。互換問題があると判明しているものが検出された場合、アンインストールやドライバの削除を行うなどの対処が必要になる。

 なお、個々のインストールソフトやサードパーティ製の周辺機器のすべてをWindows Upgrade Advisorでまかなうのは困難であるため、これ以外に、主に周辺機器のWindows 7対応製品情報に関する「互換性情報サイト」を2009年9月下旬に、アップグレードの手順や注意点を解説する「アップグレード情報サイト」をWindows 7販売開始時(10月22日)に開設するなど、それぞれのユーザーが疑問点や不安を解決できるサポートサイトを順次展開していくようだ。

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