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» 2009年09月16日 10時00分 公開

2本のLED光源でスピードアップ:これ1台で文書も写真も快適スキャン――エプソン「GT-X820」と暮らす (2/2)

[PR/ITmedia]
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高機能・高画質のフォトスキャン機能もウリ

 電子化せずに保管されている紙ベースの情報は何もオフィスに限った話ではない。家庭においても、昔撮影した写真のプリントやフィルムが古いアルバムとともに本棚の隅で眠っているようなケースは多いはずだ。

 昨今はデジタルカメラやカメラ付きケータイが普及したので、ここ数年分の写真はデジタルデータとして保存できているかもしれない。しかし、写真のプリントやフィルムは時がたつにつれて必ず劣化してしまう。手遅れになる前に、大事な思い出はデータ化しておくに限るのだ。

 ここでもGT-X820はその実力を遺憾なく発揮する。CCDセンサー部はエプソンおなじみの12ラインカラー(RGB各4ライン)によるα-Hyper CCD IIを採用。RGBそれぞれの分光感度分布の重なりを減らすことで、高い色分解精度を実現する。要は鮮明なスキャン画像を生成できるというわけだ。光学解像度は6400dpi、スキャン時の最大入出力階調は48ビット(RGB各色16ビット)となっており、フィルムスキャンを高精細に読み取るのに十分な性能を誇る。

35ミリストリップのポジフィルムを6400dpiでスキャンした例。クリックすると、ボトルのラベル部分を実寸で表示する。色再現性が高く、ディテールがしっかり描画できている
35ミリストリップのネガフィルムを6400dpiでスキャンした例。こちらもクリックすると、ボトルのラベル部分を実寸で表示する。色再現性や細部の描写はポジフィルムと同様に優秀だ

 そのフィルムスキャンだが、前モデルのGT-X770より読み取り領域が拡大している点も見逃せない。GT-X770では6×12センチのブローニーフィルムが最大サイズだったが、GT-X820では6×22センチまで対応できるようになった。フィルムホルダーサポートの採用で、少しくらいカールしたフィルムも反らずにしっかり固定できる。35ミリフィルムはストリップで12コマ(6コマ×2列)、マウントで4コマを一度にスキャンすることが可能だ。

原稿カバーの内側にフィルムスキャン用の透過原稿ユニットを装備する
ブローニーフィルムは読み取り領域が拡大した

 前ページで紹介した2本のLED光源は、フォトスキャン時の補正技術「DIGITAL ICE」を使ううえでも有用だ。GT-X820は1回の読み取りで2本のLEDが交互に点灯し、原稿を両側から照らすことで、2つの画像を生成する。この2つの画像はDIGITAL ICEのアルゴリズムで比較され、ホコリやキズ、かすれなどを検知・除去する仕組みだ。ちなみに前モデルのGT-X770はフィルムスキャン時のみDIGITAL ICEを利用できたが、GT-X820では反射原稿のキズや折れ目、裂け目の修復にも対応した。そのほか、フィルムの自動補正に関しては、従来からの「ホコリ除去」「逆光補正」「退色復元」「粒状低減」の各機能にも対応する。

破けてしまった紙焼き写真をそのままスキャンした例。データに裂け目がしっかり残ってしまった
DIGITAL ICEの標準設定でキズを自動除去した例。大きな裂け目が自然に修復できているのが分かる

 作業効率の面では、写真の天地自動判別機能があり、スキャナに不慣れなユーザーが向きを間違ってセットしてしまった写真も自動的に正しい向きに補正できる。細かいところでは、スキャン時の自動露出レベルを下げた場合、階調性重視で低コントラストなフォトレタッチ向けの画像が作成できるようになった。

 色再現性を高めるため、JPEG/TIFFの画像ファイル作成時にはカラープロファイル(ICCプロファイル)を埋め込むことも可能だ。sRGBやAdobe RGBといったデジタルカメラで標準的な色域のカラープロファイルを適用できるため、インターネットでの写真公開やプリンタでの再印刷などに活用しやすい。また、定番フォトレタッチソフトの「Adobe Photoshop Elements」(Windows版は7、Mac版は6)も付属するため、スキャン後には高度な画像編集まで行える。GT-X820のフォトスキャン機能は初心者からマニアまで満足させる懐の深さが魅力なのだ。


 こうしてスキャンした写真は、紛失しないようにオンラインフォトストレージにアップロードしたり、スライドショー再生や再印刷を行ったり、SNSで一部のユーザーだけに公開して仲間内で盛り上がるなど、さまざまな利用法が考えられる。経年変化で色あせてしまった写真をGT-X820でキレイに復元させるのは実に楽しい作業で、懐かしい思い出も鮮明によみがえってくるようだ。

 昨今の家庭用インクジェット複合機では、フィルムスキャン機能を省いた製品がほとんどなので、フィルムを読み取りたい場合はGT-X820のような単体のスキャナを買うしかない。エプソンはフィルムスキャン対応のハイエンドモデルとして「GT-X970」もラインアップしているが、GT-X820は新型だけあって速度、画質、価格のバランスが良好だ。

 外装についても、2008年秋の大幅なリニューアルで支持を集めたオールインワンカラリオに通じるブラック基調の洗練されたデザインとなり、見た目も中身も死角がない。プライベートな写真もオフィスの文書も高速・高機能・高画質に電子化できるスキャナを探しているなら、GT-X820は真っ先に検討すべき1台といえる。

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提供:エプソン販売株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年10月23日