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» 2009年09月29日 15時00分 UPDATE

2009年PC秋冬モデル:人気の2スピンドルが“W”からワイドな“S”へ──Let'snote S8発表

パナソニックは、9月29日にLet'snoteの新シリーズとなる「Let'snote S8」を発表した。軽量小型の2スピンドルノートPCで12.1型ワイドのディスプレイを採用する。

[ITmedia]

ついに12.1型“ワイド”液晶ディスプレイを採用

kn_letss8.jpg Let'snote S8

 Let’snote S8は、軽量2スピンドルノートPCとして、Let'snoteシリーズで最も人気のあった「Let'snote W」シリーズの後継として登場した新しいシリーズだ。出荷開始は10月22日の予定。なお、Let'snote Wシリーズは法人向けのラインアップとして従来モデルが継続して販売される。

 本体重量は標準バッテリー搭載時で1.32キロ。店頭モデルの実売予想価格は20万円前後(Microsoft Office 2007 with PowerPoint搭載モデルで23万円前後)。OSはWindows 7 Professonalが導入されるほか、Windows XP Professional (SP3)へのダウングレード権も付属する。

 Let'snote S8シリーズで最も目立つ特徴は、重さ1キロ前半のLet'snoteシリーズで初めて採用されたワイド液晶ディスプレイだ。サイズは12.1型ワイドで解像度は1280×800ドットと、対角サイズは従来モデルと同じながら、解像度は横方向と縦方向ともに向上した。なお、従来とほぼ同じディスプレイサイズで解像度が上がったことで、フォントやタスクバー、メニューバーなどのサイズが小さくなることに不安を感じるユーザーのために、画面の一部を拡大する「ぴったりビュー」機能が用意された。

 また、内部構成でもLet'snote S8は、Let'snote Wシリーズが搭載していた超低電圧版CPUではなく、標準電圧版のCore 2 Duo P8700(動作クロック 2.53GHz)を搭載する。従来の超低電圧版CPUのTDPは10ワットであったのが、標準電圧版では25ワットまで跳ね上がるLet'note S8では、Let'snote F8シリーズで搭載されているクーラーファンと同じ風量を確保しながらも、ファンの厚さを12ミリと厚くすることでファン径29ミリに小型化したファンを採用して、本体内部の冷却を可能にした(Let'snote F8のクーラーファンは厚さ6ミリ、ファン径42ミリ)。さらに、電力管理でもインテルと共同開発したDPPM(Dynamic Power Performance Management)によって、細かい熱制御を行う。

標準電圧版のCPUなのに16時間のバッテリー駆動時間を実現

 Let'snote S8では、標準電圧版のCPUを採用したのにもかかわらず、バッテリー駆動時間は16時間(JEITA 1.0測定法による)と、従来モデルの11時間から格段に伸びた。これは、8セル12.4アンペアアワーの大容量バッテリーを搭載したことに加えて、省電力のLEDバックライトや特殊導光版と高反射板、高効率反射シートを採用することで、消費電力を抑えても見やすい液晶ディスプレイを採用するなど省電力化を進めたためだ。なお、オプションで4セルの軽量バッテリーも用意される。この場合、バッテリー駆動時間は8時間、本体重量は1.16キロになる。

 本体には、USB 2.0×3、アナログRGB出力、SDメモリーカードスロットなどの従来からあるインタフェースに加えて、HDMIも用意された。また、無線接続では、IEEE 802.11a/g/n(nはドラフト2.0準拠)とWiMAXを標準で内蔵するほか、WWAN、Bluetoothをそれぞれオプションで搭載可能だ。それぞれのアンテナは、受信感度を向上させるため液晶ディスプレイの上部に設置される。

 ビジネス利用を重視しているLet'snoteシリーズはこれまでも、インテルのvProテクノロジーにも対応してきたが、Let'snote S8では、盗難による不正利用をリモートでできなくする「インテル アンチセフト・テクノロジー」にも新たに対応することになった。

 本体のデザインでは、従来のLet'snoteと同様に、天板に段差を設けたボンネット天板を採用するが、Let'note S8では、デザイン性と堅牢性を両立した「ストライプボンネット」を採用した。なお、Let'snote S8から実装された無線接続用アンテナは、すべて液晶ディスプレイ上端に設置されるため、天板も上端の部分は、マグネシウム合金ではなく、別な素材を使っている。カラーバリエーションは「ジェットブラック」「グレイッシュメタル」「シルバーダイヤモンド」の3パターンだ。

 Let'snote Wシリーズで施された堅牢性はLet'snote S8でも継承される。キーボード面は、本体に設けられたウォータースルー構造と防水キーボードで全面防滴を実現し、先に紹介したストライプボンネットでは100キロf加圧振動試験に耐える。また、HDDを低反発ダンパーで覆うことで76センチ動作時落下にも耐えられる。

 PC直販サイト「マイレッツ倶楽部」限定モデルでは、CPUにCore 2 Duo P8800(動作クロック、2.66GHz)が、OSには64ビット版がそれぞれ選べるほか、無線接続では、WiMAX、WWAN、Wi-Fi、Bluetoothの4規格同時搭載も可能になる。さらに、データストレージにはSSDが選択できるほか、カラー天板では、店頭モデルの「ジェットブラック」、「グレイッシュメタル」、「シルバーダイヤモンド」以外に「レットクォーツ」、「ブラックグラナイト」(プレミアムカラー)、「ブルーサファイア」(プレミアムカラー)が用意される。

Let'snote 2009年冬モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
Let'snote S8 CF-S8 2スピンドル 新シリーズ Core 2 Duo P8700(2.53GHz) 2GB 250GB 32ビット版 7 Professional 20万円前後
(Office 2007添付版) 2スピンドル 新シリーズ Core 2 Duo P8700(2.53GHz) 2GB 250GB 32ビット版 7 Professional 23万円前後
Let'snote 2009年冬モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
Let'snote S8 CF-S8 12.1型ワイド 1280×800ドット Intel GS45 2層対応DVDスーパーマルチ チップセット内蔵 なし 1.32キロ
(Office 2007添付版) 12.1型ワイド 1280×800ドット Intel GS45 2層対応DVDスーパーマルチ チップセット内蔵 なし 1.32キロ

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