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» 2009年09月29日 16時00分 UPDATE

Let'snoteとNetbookは違うんです:Let'snote S8の強力な性能と驚異の駆動時間を"ちょっとだけ”試す (1/3)

Let'snoteの顔だった“W”の後継になる“S”は、「ワイド画面」だけでなく、「標準電圧版CPU」「16時間駆動」と見た目以上に変化した。その実力の片りんを紹介しよう。

[長浜和也,ITmedia]

ようやくワイド画面になった軽量小型のLet'snote

kn_s8review_01.jpg 12.1型ワイドディスプレイを搭載した2スピンドルノートPCの「Let'snote S8」 すでにワイド画面のノートPCに慣れてしまったためか、さほど違和感を感じない

 Let'snoteの新モデルが発表されるたびに、ワイド画面が採用されるか否かが注目を集めていたが、ついに、Let'snoteの主流といえる軽量小型のラインアップでワイド画面を搭載した新しいシリーズとして「Let'snote S8」が登場した(それに合わせて、長らく「軽量小型の2スピンドルノートPC」として多くのユーザーに親しまれていた「Let'snote W」シリーズが第一線を退く)。

 Let'snoteユーザーの中には、ワイドディスプレイ採用モデルを待望していたグループとともに、横縦比4:3のディスプレイを強く支持する層も少なからずいる。Let'snoteシリーズとしては、F8ですでにワイドディスプレイが導入されているが、主流モデルでは初めての導入ということで、多くのユーザーから賛否の意見が聞こえてきそうだが、ここでは、ディスプレイ以外にも、大きく変わった内部構成や、本体インタフェースの使い勝手などを確認していく。

 なお、今回の評価ではPCMark05などのベンチマークテストを行っているが、試用したのが量産機でないことと、正式出荷前のWindows 7 Professonalが導入されていることなどの事情から、測定結果は参考値として扱っている。そのため、ほかのノートPCとの比較は行っていない。また、パッテリーも正式版でないため、消費電力の測定も行わなかった。これらについては、製品版を用いた測定結果を別途紹介したい。

 Let'snote S8は、12.1型ワイドの液晶ディスプレイを採用する。対角サイズは従来のLet'snote W8と同じだが、解像度は1280×800ドットと、横方向、縦方向とも表示できる情報量が増えた。Let'snote WシリーズやLet'snote Tシリーズだけを使いつづけていると気付きにくいが、最近登場するノートPCのディスプレイと比べると、従来の12.1型ディスプレイで1024×768ドットという解像度は、目に優しいものの、さすがに「もう少し高い解像度で使いたい」という思うようになっていた。Let'snote S8を使ってみると、ワイドサイズになって横だけでなく縦方向も解像度が増えたことで、対角サイズが同じでも1024×768ドット表示よりは見通しがよく、それだけで使い勝手が大幅に改善された気持ちになるから不思議だ。

打ち心地がよくなったキーボードとクリックボタン

 このように、Let'snote S8で最も目立つ変化はディスプレイのワイド化だが、実は、見えないところでも使い勝手の向上が随所で図られている。例えば、キーボードでは、レイアウトは従来モデルとほぼ同様ながら、打鍵感を従来モデルより固くすることで、Let'snoteユーザー以外(特に固いタッチに慣れているThinkPadユーザー)から、「ちょっと柔らかすぎない?」といわれていたキーボードの打ち心地を改良している。

 逆に、ホイールパッドでは、固くて音が大きかったクリックボタンをソフトなタッチの静音タイプに変更した。クリックを続けても疲れることなく、また、飛行機や新幹線で隣の席からせき払いをされることなく、Webブラウザやゲームを楽しめるようになったのは、古くからのLet'snoteユーザーして高く評価したい。

kn_s8review_02.jpgkn_s8review_03.jpg 12.1型ワイドと、対角サイズは従来のLet'snote W8と変わらないが、解像度は1280×800ドットに向上した。ディスプレイの輝度は20段階ときめ細かい制御が可能だ(写真=左)。キーボードのトップ幅は実測で約18ミリ、キーピッチは同じく実測で約19ミリ。ほとんどのキーで均等ピッチを確保しているだけでなく、打鍵感も改善されて打ちやすいキーボードになった(写真=右)

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