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» 2009年10月15日 09時09分 UPDATE

マイクロソフトとの連携をアピール:Windows 7の魅力をフルに引き出す09年HP冬モデル発表会

Windows 7を搭載した個人向けPCを一斉に投入した日本ヒューレット・パッカード(HP)が、マイクロソフトの樋口社長を招いてイベントを行った。

[田中宏昌,ITmedia]

HPの新モデルはWindows 7完全対応がテーマ

 10月14日、日本HPがNetbookの「HP Mini 110 by Studio Tord Boontje」に続き、個人向けPCの新モデルを一斉に投入した。各製品の記事はこちら(ノートPC→日本HP、最大10時間稼働対応のモバイルノート「dm3」など冬ノート計7シリーズ、デスクトップPC→日本HP、スペックを強化した液晶一体型PC「TouchSmart600」など冬モデルデスクトップ6シリーズ)に譲り、ここでは同日開かれた発表会の模様をお届けしよう。

ht_0910hm01.jpg 日本HPの小出氏(左)とマイクロソフトの樋口氏(右)。新旧社長の顔合わせは珍しい。両社の強力なパートナーシップを象徴するかのように、おそろいのネクタイを着用していたのが印象的だ(色違いだが)

 発表会では、同社代表取締役 社長執行役員 小出伸一氏とマイクロソフト 代表執行役 社長 樋口泰行氏が、「hp×Windows 7で描くこれからのデジタルライフ」と題し、対談を行った。冒頭、小出氏は「本日発表したHPの新製品は、一言で表現するとWindows 7完全対応のラインアップであり、マルチタッチ、地上デジタル、ホームネットワークというWindows 7が持つ魅力をフルに引き出した自信作である」と抱負を述べ、「Windows 7の登場は、今までの製品のスペックを超えた、PCの新しいステージにジャンプアップする機会ではないかと期待している」と語った。一方の樋口氏は「HPはクールでかっこいい個人向けPCをたくさん出しているなと感心している。マイクロソフト社内で動作検証に使っている製品がHPのPCやサーバであり、そのハードウェアを使ってソフトウェアを開発している。個人向けからエンタープライズ向け製品まで、いろいろな意味での連携をしているのが現状だ」と述べ、HPとの緊密な関係に触れた。

 小出氏は「日本だけでなく、グローバルという視点でも、開発からマーケティングまで包括的なパートナーシップをマイクロソフトと結んでいる。市場のニーズをいち早くキャッチして、素早く製品を出していくのに欠かせないパートナーだ」とし、その具体的な成果として2007年に発売した「HP TouchSmart PC」を挙げた。

PCの新たなステージの扉を開けるのがHPとWindows 7の組み合わせだ

ht_0910hm02.jpg Windows 7ではネットワーク越しのメディアファイル共有も手軽に行える

 Windows 7について樋口氏は「Windows 7は単にOSだけど、されどOS。デキがいいものができたと思っている。半年以上かけてユーザー調査を徹底的に行ったところ、速い、軽い、安定しているという要素がOSに強く求められているのが分かった。Windows 7は互換性も高く、開発の早い段階でISV(Independent Software Vendor)やIHV(Independent Hardware Vendor)に情報を開示して検証作業を行ってきたので、トータルな意味で完成度が高いOSに仕上がった。こういうのがあったら便利だなという機能も備えているので、使い勝手は大きく向上した」と自信を示し、「経済環境は厳しいが、IT業界の活性化に貢献していきたいと考えている」と述べた。

 また、「PCは昔から難しいといわれ続けており、キーボード文化がない日本では特にそういわれていた。Windows 7では、タッチということでいろいろな操作が指1本で行える。教育の場でも業務の場でもタッチを応用することで、マンマシンインタフェースが変わると考えている。PCが簡単に、豊かに使えるようになる入り口がWindows 7 タッチだ」と樋口氏が語ると、小出氏も「PCはシチュエーションで使い方が異なってくる。Windows 7という新しいOSのなかで、考えるから感じるという要素が増えてくると思う。キーボードやマウスが苦手でも、Windows 7なら指1本で直感的に操作できるし、それに伴ってPCを使う年齢層も広がる」と指摘。「効率だけを追求したPCから、個人の感性を刺激するPCを出していきたい。それを刺激するのがWindows 7であり、新たなステージの扉を開けるのがHPとWindows 7の組み合わせと思っている。新しいPCが新しいライフスタイルを作って、PCがそこに溶け込んでいく気運が高まっていくと考えている」と呼応した。さらに小出氏は「これからは、ユーザーの使い方に合わせながらPCが進化していくのではないか。Windows 7の登場を皮切りとして、将来的にパソコンやPCという言葉がふさわしいのかを考えるときがくるのかもしれない」と見通しを述べ、対談を締めくくった。

ht_0910hm03.jpght_0910hm04.jpg HPの2009年冬モデルラインアップ。左がノートPCで、右がデスクトップPC

ht_0910hm05.jpg CPUにCore i7を搭載した「HP Pavilion Notebook PC dv7/CT」
ht_0910hm06.jpg テンキーを標準で装備する(写真は英字キーボード採用の試作機)
ht_0910hm07.jpg dv7のデバイスマネージャ画面。8スレッドで動作しているのが分かる

ht_0910hm08.jpg AMDのCULV対抗プラットフォーム「Congo」を採用したdv2後継の「HP Pavilion Notebook PC dm3a」
ht_0910hm09.jpg パームレストや液晶ディスプレイ天板にアルマイト処理が施されたマグネシウム合金を採用する
ht_0910hm10.jpg 量販店向けのdm3a、直販で扱われるCULVプラットフォームの「dm3i」ともに金属感にあふれる

ht_0910hm11.jpg CPUにデュアルコアのCeleron SU2300を搭載した「HP Pavilion Notebook PC dm1」
ht_0910hm12.jpg キーピッチ17.6ミリ/キーストローク1.8ミリのキーボードを採用する。実売価格は7万円前後だ
ht_0910hm13.jpg 従来機からタッチ操作に対応していた「HP TouchSmart tx2 Notebook PC」。直販価格は8万6100円から

ht_0910hm14.jpght_0910hm15.jpg 一足先に発表されていた「HP Mini 110 by Studio Tord Boontje」(写真=左)。液晶ディスプレイ天板に立体的なデザインを取り入れた「HP Imprint 3D」を採用する。Netbookの「HP Mini 110」にも新モデルが登場した(写真=右)。OSにWindows 7 Starterを搭載し、量販店向けのモデルでは1366×768ドットの画面解像度を備えたモデルも用意される

ht_0910hm16.jpg デスクトップPCのフラッグシップモデル「HP Pavilion Desktop PC e9000」シリーズ
ht_0910hm17.jpg ミニタワーケースを採用した中位モデル「HP Pavilion Desktop PC p6000」シリーズ
ht_0910hm18.jpg スリムPCながらCore i7/i5を搭載可能な「HP Pavilion Desktop PC s5000」シリーズ

ht_0910hm19.jpg 23型ワイド液晶搭載の「HP TouchSmart 600 PC」シリーズ
ht_0910hm20.jpg 18.5型ワイド液晶を搭載した「HP Pavilion All-in-One PC MS200」
ht_0910hm21.jpg 1920×1080ドットのフルHDに対応した25型ワイド液晶ディスプレイ「HP 2509p」。直販価格は4万9980円から

Windows 7とHP製PCで実現するデジタルライフを寸劇で表現

 続いて、HPのWindows 7搭載PCを活用したホームドラマ風の寸劇が催された。舞台ではHPの新モデルを活用して家族間のコミュニケーションや、新たなライフスタイルの提案が繰り広げられた。「Windows タッチ」をサポートした液晶一体型デスクトップPC「HP TouchSmart PC」やノートPC「HP TouchSmart tx2/CT」では、メールや3D地図、デジカメ画像の閲覧が指1本で簡単に行える点をアピールしたほか、Windows 7の新機能であるリモートメディアシェアリングなど強化されたホームネットワークの利便性を強調した。

ht_0910hm22.jpg 寸劇のタイトルは「HP家の人々」だ
ht_0910hm23.jpg 役者が総勢6名登場し、ホームドラマが繰り広げられた
ht_0910hm24.jpg 劇中で使われているPCは、もちろんHPの新モデルだ

ht_0910hm25.jpght_0910hm26.jpg タッチ操作で写真を選んでいる様子。複数人で同時に楽しめる点がアピールされた

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