高性能ってすばらしい──漢のPC「Endeavor Pro4700」、真の“懐の深さ”に迫る(2/2 ページ)

» 2009年10月20日 10時00分 公開
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Intel P55プラットフォームの採用にともない、BTOメニューも一新

photo CPUに最新のCore i7/Core i5、メモリはPC3-10600(DDR3-1333MHz)対応モジュールを用意する

 続いて、搭載パーツをチェックしていこう。

 本機はIntel P55 Expressチップセット搭載マザーを採用し、CPUに定格動作クロック2.93GHzのCore i7-870と、同2.8GHzのCore i7-860、そして2.66GHzのCore i5-750を選択できる。“Intel Turbo Boost Technology”により、スペック以上に自動クロックアップする特徴(Core i7-870の場合、最大3.6GHz)とともに、上位のCore i7は4つの物理コアとHyper-Threadingテクノロジの組み合わせで、合計8スレッドの同時処理を可能とする。

 メインメモリはPC3-10600(DDR3-1333MHz)対応モジュールを採用し、32ビットOS選択時は4Gバイト(2Gバイト×2 最大4Gバイトまで搭載できるが、32ビット版のWindowsが利用できるメモリは最大3Gバイトに制限される)か2Gバイト(1Gバイト×2)、64ビット版Windows 7選択時は8Gバイト(2Gバイト×4)までの構成でオーダー可能だ。本機のマザーボードは計4基のDIMMスロットを備えている。


photo グラフィックスカードの選択肢も多数用意する。今回の評価機はコストパフォーマンスに優れるRadeon HD4850Bを選択した。HDMI、DVI-I、アナログRGB端子を実装する

 グラフィックスカードは、GeForce GTX295、同GTX275、Radeon HD4850B、同HD4350に加え、OpenGLアクセラレーションに対応したグラフィックワークステーション向けのQuadro FX1700とFirePro V3750を選択できる。

 データストレージは、Serial ATA 300MB/s対応の7200rpmドライブを最大4基まで搭載でき、250Gバイト〜1.5Tバイトの容量のHDDを選択できる。RAID 0/1/10の構成もオーダー可能だ。5インチベイにはDVDスーパーマルチドライブなど、3.5インチベイにはマルチメモリカードリーダーやフロッピーディスクドライブを搭載できる。

photophotophotophoto 評価機のCPUは2.8GHzのCore i7-860。“Intel Turbo Boost Technology”により、高負荷時はスペック以上に「(3.46GHzまで)クロックアップ」し、アイドリング時は消費電力を抑えるため積極的にクロックを自動で下げる

Windows 7が軽快に動く基本性能がうれしい

ベンチマークテスト Pro4700
PCMark05 PC Mark 10600
CPU 10062
Memory 10523
Graphics 13259
HDD 8044
3DMark06
(1024×768ドット)
3DMarks 14354
SM2.0 5196
HDR/SM3.0 6567
CPU Score 5058
3DMark06
(1280×1024ドット)
3DMarks 12891
SM2.0 4813
HDR/SM3.0 5531
CPU Score 5070
FINAL FANTASY XI
Official Benchmark 3
Low 9792
High 7373
Windowsエクスペリエンス
インデックス
プロセッサ 7.4
メモリ 7.5
グラフィックス 7.3
ゲーム用グラフィックス 7.4
プライマリハードディスク 5.9

 Endeavor Pro4700には、2つの魅力的なポイントがある。1つは、従来モデルからしっかりと受け継いだ拡張性やメンテナンス性。もう1つがIntel P55 Expressプラットフォームの採用によるパフォーマンスの大幅強化だ。

 では、ベンチマークテストの結果をもとにその“パワフルさ”を実際に検証していこう。今回の評価機は、OSにWindows 7 Professional(32ビット版)、CPUにCore i7-860(2.8GHz)、4Gバイト(2Gバイト×2)のメインメモリ、1TバイトのHDD(非RAID)、Radeon HD4850B搭載グラフィックスカードを搭載する、コストパフォーマンスに優れ、かつ今後のステップアップも見越した構成をチョイスした。

 PCMark05は、PCMarksスコアを筆頭にCPU、Memory、Graphicsの各テストで1万の大台を超える好成績を残す。HDDスコアのみ8044と、シングルドライブ構成が少し足を引っ張った格好か。もちろん決して悪くないスコアだが……ほかのスコアが高いだけに数値が目立ってしまった。より上を目指すなら、RAID 0オプションの選択をお勧めしたい。

 Windows エクスペリエンスインデックスの結果も同様に、プロセッサ、メモリ、グラフィックス、ゲーム用グラフィックスの各スコアが満点の7.9に迫る7.3〜7.5という高い値だ。プライマリ ハードディスクのスコアは上記理由と同様に5.9に留まるが、通常利用において困ることはまったくない。

 3DMark06は、1024×768ドットと1280×1024ドットの2つの解像度で計測を行ったが、いずれの解像度でも3DMarksが1万スコアを軽く超えた。これは、本機の構成がそのまま一般ユーザー向けの3Dゲーミングマシンとしても問題なく通用することを示すといえる。なお、3DMark06の「Red Valley」テスト(CPUを使うソフトウェアレンダリングテスト)の計測中に顕著なファン回転数のアップと、それにともなうファンノイズの増大を確認したが、これ以外は、駆動音があることに気がつかなかったほど、騒音はほぼ気にならない。全体として、かなり満足のいく静粛性も維持すると言えそうだ。


photo Windows エクスペリエンスインデックスの結果

今後長期に渡って使えるPCを選びたい人、そして、初心者にも選んでほしい1台

photo

 Endeavor Pro4700は、最新のIntel P55 Expressプラットフォームの採用でパフォーマンスに磨きをかけつつ、従来モデルで好評だった豊富な拡張性を受け継いだ。プロフェッショナルユーザーや1台のPCを長期にわたって活用したいと考える人に選んでほしい。

 このほか、実は初心者ユーザー、本誌読者にとっては「初心者にどんなPCがいいか聞かれた時」に勧められるPCでもある。将来、どういった用途でPCを活用するかの明確なビジョンを持たない人にとって、さまざまな機能の追加を可能にする本機の優れた拡張性は、「やりたいこと」を見つけた時の備えとしてきっと役立つためだ。このように、多くのユーザーのニーズに応える懐の深さ──これこそが、本機の真の魅力だ。


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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年10月26日