壁を打破して“新世代”に突入せよ──
「レッツノートS8シリーズ」に未来を見る
この性能はレッツノートじゃないと不可能(2/2 ページ)

» 2009年10月23日 00時00分 公開
[PR/ITmedia]
PR
前のページへ 1|2       

内蔵ディスプレイのワイド化に加え、活用範囲を広げるHDMIも搭載

 外見上で最も大きな変更点は、ワイドディスプレイの搭載だろう。「S8」「N8」は、ともに12.1型ワイドディスプレイ(解像度は1280×800ドット)を採用した。光学ドライブを搭載するWシリーズでは、DVD-Videoを鑑賞するユーザーも多く、これまでもワイドディスプレイの採用を望む声はあったが、想定しているのがビジネスユースということもあり、必ずしもワイド化が最適といえなかった。

 しかし、ついに登場のWindows 7を機に、軽量レッツノートでも満を持してワイドディスプレイを採用することになった。「F8」も14.1型ワイドディスプレイを搭載する(解像度は店頭モデルで1280×800ドット、Web直販限定モデルで1440×900ドット)が、一方で「R8」に関しては、従来どおり4:3の1024×768ドットのままだ。もっとも、一定以上の画面サイズを確保できなければワイド化しても効果は少なく、むしろ視認性が低下してしまう。小型であることを特に求められるRシリーズとしては、当然の選択といえるだろう。

 画面表示という点で、もう1つ見逃せないのがHDMIの採用だ。「S8」「N8」には従来の外部ディスプレイ出力端子(アナログRGB)に加えて、デジタルでの映像と音声出力が可能なHDMIが搭載されている。内蔵ディスプレイ、アナログRGB、HDMIのうち、同時に2画面まで表示でき、もちろん、クローン(両方に同じ画面を表示)に加えて、拡張デスクトップ(個別のデスクトップ画面を表示)としても利用可能だ。

 モバイルPCをプロジェクタに接続して、大画面でプレゼンテーションを行う機会は多いため、“よりスムーズな接続”は重要な要素だ。もちろん、表示機器側にもHDMI端子が必要だが(DVI-HDMI変換ケーブルを利用する手もあるが、必ず接続できるとは限らない)、企業の会議室や応接室に薄型テレビが設置されているなら、それらを活用できる可能性は高い。アナログRGBも廃止されたわけではないので、うまく使い分ければいいだろう。特に最近ではビデオを利用したプレゼンテーションの利用頻度も高まっており、そうした用途で薄型テレビと組み合わせる場合には、1本のケーブルで音声も伝送可能なHDMIは非常に有用といえる。

ワイド液晶ディスプレイの採用に伴なってHDMIインタフェースも導入された。ある意味、画面のワイド化以上に大きな変化といえるかもしれない(写真=左)。レッツノートS8には、プロジェクタ用にアナログRGB出力も搭載しているが、最近の会議室ではHDMI対応の薄型大画面ディスプレイもよく見かけるようになった。そういう場合、HDMIを持つレッツノートS8ならプレゼンテーションもHDコンテンツの再生も対応可能だ(写真=右)

WiMAX標準搭載だけじゃない。マイレッツ倶楽部では全部入りモデルも実現可能

 「S8」「N8」では、内蔵無線LANモジュールに、WiMAX対応の「インテル WiMAX/WiFi LINK 5150」を採用した。WiMAXは無線LAN技術をベースに規格化された高速ワイヤレスインターネット(IEEE802.16e)で、1つの基地局がより広いエリアをカバーするため(技術的には最大半径3キロまで可能)、従来の“スポット”的な公衆無線LANとは異なり、街中、あるいは移動中でも利用可能だ。レッツノート内蔵のWiMAXモジュールは、受信最大13Mbps、送信最大3Mbpsに対応する。

 さらに、レッツノートのWeb直販サイト「マイレッツ倶楽部」ではWiMAX通信モジュールとワイヤレスWAN通信モジュールを同時搭載したモデルも用意する。この場合、無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n対応。nはドラフト2.0準拠)とBluetoothを合わせて、4つのワイヤレス接続に対応可能になる。マイレッツ倶楽部では、このほかにも、カラー天板やボディカラー、プレミアムエディション、豊富なカスタマイズメニュー(メモリ最大8Gバイト搭載など)から、店頭モデルを上回るスペックを搭載した、自分好みのカラーリングのボディに彩られたレッツノートが選択可能だ。

マイレッツ倶楽部限定のカラー天板とボディカラーの組み合わせ例。左からブルーサファイア/ブラックグラナイト/レッドクォーツ。天板カラーでブルーサファイア、ブラックグラナイトが選べるのはプレミアムエディションのみ。詳しくはマイレッツ倶楽部


 標準電圧版CPUの搭載、そして、ワイドディスプレイの採用というのは、ある意味、当然の進化かもしれない。しかし、“軽量小型で長時間のバッテリー駆動、そしてタフネス”というレッツノートのコンセプトを損なうことなく、数々の困難を解決して実現させたパナソニックの技術力には、さすが日本のメーカーと驚嘆せざるをえない。特に「S8」では、主力モデルともいえるWシリーズをあえて「変身」させたわけだが、まさしく“いま望まれるかたちでの大きな変化”を遂げたといえる。

 “レッツノートはユーザーから高い評価を獲得しているモバイルPC”という構図は、S8とN8でさらに強固になることは、まず間違いなさそうだ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:パナソニック株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年11月25日