ディスプレイは前述のとおり、1366×768ドット表示(アスペクト比16:9)に対応する11.6型ワイドのLEDバックライト搭載液晶パネルを採用し、表面は光沢処理が施される。バックライトはかなり明るく、適度な明るさの室内においては輝度を最低にしても十分利用できるほどだ(輝度は10段階に設定可能)。バッテリー駆動時には、輝度を最低まで落とせることで駆動時間のさらなる延長にもつながるだろう。
ただ、光沢パネルゆえに自分の顔や天井の蛍光灯など、周囲の映り込みがかなり発生するのはどうしても否めない。このほか、単体で使用するとそれほど気にはならないが、別のPCと並べると(出荷状態の設定では)発色がどうも薄めに表示される(と感じる)傾向があった。
ちなみに、1366×768ドットの解像度ながら小型の11.6型ワイドサイズであるため、1600×768ドットで8型ワイドのディスプレイを備えるVAIO Pシリーズほど極端ではないものの、相対的に表示サイズが細かくなることは若干の注意が必要だ。
ディスプレイは実測値で約145度まで開く。本体をヒザに置いて操作するシーンではディスプレイをかなり開いて使用するスタイルになるが、ここまで開けくならば、たいていのユーザーは不満のない体勢で使用できそうだ。
もっとも、天井の照明や太陽光/反射光などの映り込みはより激しくなる。気になるユーザーはアンチグレアパネルを貼る、デスクトップの背景色をできるだけ白に近いものにする──などの対処は必要かもしれない。
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